本部長や支部長から科学者について色々聞いたが、ひとつだけ疑問に思ったことがあった。
ーーー何で科学者は人を蘇らせる化学物質を作ろうと思ったのだろうーーー
本部長の推測は、誰かをリピットにしてまでも生き返らせたかったらしい。
どうしてそこまで、、、と思った。
「難しい、、、」
屋上の柵にもたれながら考える。
「ルナ」
サチがく此方へ来る。手には夜食のおにぎりを持っている。
「お夜食、いるでしょ?」
「うん。ありがとう」
「あ〜、、、よく寝た」
「リンドウもいる」
サチの後ろから現れたのは毛布を被っているリンドウ。
あ、また給湯室で寝てたんだ、、、。
「ルナも給湯室で寝る?快適だよ?」
「やだ」
流石に風邪引く。
「給湯室に自室作ってもらう?」
「あり。支部長に相談してみる」
「え、、、まじ?」
「うん」

翌日、流石にそれは、、、給湯室を使う他の隊員もいるから許可は出来ないと言われたリンドウは談話室で落ち込んでいた。