1時限目も終わりの頃。空木の隣に座る女の子が具合悪そうにしているのに気付いた。空木は内心困った。しかし空木は保健委員だ、迷った末、その責任感が空木に勇気を与える。
「お母さん」
勇気をだして空木が手を挙げる。周囲でクスクス声が聞こえる。
「小田原君、どうしたの?」
「高橋さんが病気みたいなんです」
「あら?高橋さん、大丈夫? 保健室行こうか」
そう言って授業は中断され、保健委員の空木が高橋さんを連れて行く。
「お前、先生の事お母さんって呼んでやんの」
1時限目が終わり先生が教室を出て行くと、いつも光に負けてる威張りん坊の大輔が言ってくる、更にその取り巻きの斉藤が空木をからかって笑う。
「え? 言ってないよ」
空木には言ったはずがない、が、恥ずかしさで顔が赤くなって黙ってしまう。
すかさず谺が空木の助けに入る。
「うっちゃんが言ってないって言ってるだろ」
「言ってましたー」
「言ってませんー」
「言いましたー」
「言ってないですー」
「言ってんじゃん」
「言ってねーじゃん」
「何時何分? 地球が何回まわった時ですかー?」
「お母さん」
勇気をだして空木が手を挙げる。周囲でクスクス声が聞こえる。
「小田原君、どうしたの?」
「高橋さんが病気みたいなんです」
「あら?高橋さん、大丈夫? 保健室行こうか」
そう言って授業は中断され、保健委員の空木が高橋さんを連れて行く。
「お前、先生の事お母さんって呼んでやんの」
1時限目が終わり先生が教室を出て行くと、いつも光に負けてる威張りん坊の大輔が言ってくる、更にその取り巻きの斉藤が空木をからかって笑う。
「え? 言ってないよ」
空木には言ったはずがない、が、恥ずかしさで顔が赤くなって黙ってしまう。
すかさず谺が空木の助けに入る。
「うっちゃんが言ってないって言ってるだろ」
「言ってましたー」
「言ってませんー」
「言いましたー」
「言ってないですー」
「言ってんじゃん」
「言ってねーじゃん」
「何時何分? 地球が何回まわった時ですかー?」