…コタロウさん、なにしているのだろうか。

またしても、僕が日にちを間違えた…?


コタロウさんと連絡が取れれば――。

…そうだっ。


僕はスマホをタップすると、SNSを開いた。


コタロウさんとはフォローし合っている中。

ここから直接メッセージを送ればよかったんだ。


だれかとSNS上でメッセージのやり取りをしたことのなかった僕は、この手段があることをすっかり忘れていた。

しかし、なんて送ったらいいのかわからなかった。


なんできてくれないのか?と送ったら、まるで脅迫みたいだし…。

早く白の書が読みたいからと送ったら、僕が白の書にしか興味がないように捉えられるし…。


しばらくメッセージの文面を考えていたが、まったく思いつかなかった。


仕方ない、家に帰ってから考えよう。