学校が休みの日は、今日みたいに家で1日中本を読むことも珍しくはない。

昔から本が好きで、1時間もあれば文庫本1冊なら読めてしまう。


『雨の日の約束』はミステリー要素もあり、重要な場面や伏線部分を読み直していたら読み終わるまでに1時間半が経過していた。


「は〜、おもしろかった」


文庫本を机に置き、スマホを手に取ってパシャリ。

撮った文庫本の写真を、さっそくSNSのアカウントから『#読了』のハッシュタグ付きで投稿した。


こうして1冊読み終えるたび、記録として本の写真をSNSに上げている。


リアルの友達と繫っているわけでもない、アカウント名『ただの読書垢』のシンプルなアカウント。

プロフィール欄は『読書好き』という文言だけで、自分が読んだ本を投稿していくだけのアカウントだ。