第62回キャラクター短編小説コンテスト『心癒される、猫小説』応募用作品
20,000字以上の作品はあとがきが長くなりますのでお暇な時にどうぞ。
自分用の備忘録なので何でもかんでも書いてます。
普段書かないジャンルのお話。
喋る動物は、児童むけ作品で一度書いただけかな。(そのコンテストは惨敗……悲しみ)
猫好きだから書いたわけではないのです。
〝ねずみ〟が〝ねこ〟を書いたら楽しいよね〜というノリだけでコンテストに参加しました。だってわたしは鳥好きですから。
『十二支の忌み嫁』を書いたのも同じような理由だったかも。
一時期ラジオのヘビーリスナーだったので、ラジオという題材はいつかやりたいなぁと思っていて、猫のお話の舞台になりがちな深夜にはピッタリ!と思ったので、今回ラジオにしました。
「Stay tune」はわたしが昔よく聴いていた番組のナビゲーターのお決まりのセリフでした。一応ラジオの一般的な言葉です。
それをもじって野良猫の「Stray cat」とかけて迷子の電波的な意味の造語にしました。
ちょっと伝わりにくい。
完成品は我ながら結構上手にパズルのピースをつないだのでは?と思っていますが、書きたいと思えるお話になるのに時間がかかりました。
冒頭の混信シーンまでは結構早めに書いていたのですが、喋る猫と人間の交流の設定がなんだかうまくまとまらず……結局〆切4日前くらいまで定まりませんでした。
最初は猫集会でラジオの真似ごとをしているねこDJのもとにヒロインが……と考えていましたが、そこに色んな人間が集まるというのは設定が煩雑だなぁと思ってやめました。(ねこ自身が電波を発していた笑)
コンテスト的にはやっぱりカフェ要素があった方が強いのでは……と思ってカフェ。
そして、わたしの地元にもあるのでコミュニティFMを舞台にしました。
ずっとラジカセをくれたのは〝おじいさん〟という設定で進めていたのですが、たしか〆切3日くらい前に名前を考えていて「イギリス系だからウィリアム、チャールズ、リチャード、ポール、ジョージ……」とどれもしっくり来ず。
で、イギリスといえば「大好きな『メリー・ポピンズ』(メアリー・ポピンズ)の舞台!よし、おばあちゃんにしてメアリーにしよう!」と思いついておばあちゃんに変更しました。好きなキャラクターや有名人由来の名前のキャラは大事にできる気がします。
その瞬間からパズルのピースがハマり始めたように思います。
これは多分、猫のラジオというあまり馴染みのないところに、「老婆と猫」の定番イメージの「魔女と猫」が出てきてくれたからだと思います。読み手もあるあるな組み合わせだと思ってくれそうで、簡単な説明でイメージの共有がしやすいんだろうなと思います。
メアリーが勝手に「ザラメちゃん」と呼び出したので、ちゃんとキャラの性格付けができたんだとうれしくなりました。
ヒロインの名前は猫の嫌いな物と好きな物を両方入れようと決めていて最初は根岸夏菜だったのですが、もっとストレートに津奈子にしました。
ザラメはずっとカプチーノだったのですが(だから相棒がシナモン)イギリス系の店にしっくりこなかったので、思い切って日本語にしました。
最初は三毛猫で〝コーヒー、スチームミルク、シナモン〟の3色でカプチーノでした。でもサビ猫が好きなのと、あまり見かけないので変更。茶色いザラメ糖みたいに茶色が混ざり合っているからザラメです。
実は40歳で、メアリーも予想できないくらい長生きな猫だったという設定があります。多分猫又になります。
アンバーは単純に琥珀の英訳。なぜコハクかというと、古い曲にコーヒーの色を「琥珀色」と表現した歌詞があるから。
Sなキャラは書きやすい。
作中、津奈子の感覚で30代くらいと言われていますが、設定メモによれば29歳らしいです。でも30代の方がいろいろ納得できるかな。
グレーの猫ちゃんと飼い主の画家のお話は、ねじまき作品を全部読んでいるという奇特な方には「あれ?」となるかもしれません。元にしているお話があるので。(読まなくて良し)
福田さん、ゲストなので途中退場の予定だったのになんかタイミングを逸してしまって最後までいました。笑
でも「私はこれで……」とか言って話の腰を折るのもね……。
ポータブルラジカセが重要なアイテムとして出てきますが、実はあんまり可愛いのは売ってないんですよね。
ポータブルカセットプレーヤーはレトロポップ系のものがあるのですが、ラジオがつくと急に渋くなる……。
イヤホンを通すと猫の声が聴こえるという設定を思いついた時は「天才!」と思いました。書いてみるとそうでもないんですけど。
ほっこりを書くつもりがわちゃわちゃ元気いっぱいないつものねじまきになってしまいましたが、全体的に好きな雰囲気のお話になったと思います。(でも好きとコンテスト結果って全然比例しない笑)
もし続きを書くのであれば、ゲストが悩み相談に来るオムニバスになるのでほっこりするはず……。
ラジオは最近聴けてないのですが、聴き続けて番組に馴染みが出てくると聴くのがどんどん楽しくなるので、ぜひ皆さんも聴きましょう♪
あ、そういえば小説に挿絵機能を使ったのはデビュー作以来でした!
20,000字以上の作品はあとがきが長くなりますのでお暇な時にどうぞ。
自分用の備忘録なので何でもかんでも書いてます。
普段書かないジャンルのお話。
喋る動物は、児童むけ作品で一度書いただけかな。(そのコンテストは惨敗……悲しみ)
猫好きだから書いたわけではないのです。
〝ねずみ〟が〝ねこ〟を書いたら楽しいよね〜というノリだけでコンテストに参加しました。だってわたしは鳥好きですから。
『十二支の忌み嫁』を書いたのも同じような理由だったかも。
一時期ラジオのヘビーリスナーだったので、ラジオという題材はいつかやりたいなぁと思っていて、猫のお話の舞台になりがちな深夜にはピッタリ!と思ったので、今回ラジオにしました。
「Stay tune」はわたしが昔よく聴いていた番組のナビゲーターのお決まりのセリフでした。一応ラジオの一般的な言葉です。
それをもじって野良猫の「Stray cat」とかけて迷子の電波的な意味の造語にしました。
ちょっと伝わりにくい。
完成品は我ながら結構上手にパズルのピースをつないだのでは?と思っていますが、書きたいと思えるお話になるのに時間がかかりました。
冒頭の混信シーンまでは結構早めに書いていたのですが、喋る猫と人間の交流の設定がなんだかうまくまとまらず……結局〆切4日前くらいまで定まりませんでした。
最初は猫集会でラジオの真似ごとをしているねこDJのもとにヒロインが……と考えていましたが、そこに色んな人間が集まるというのは設定が煩雑だなぁと思ってやめました。(ねこ自身が電波を発していた笑)
コンテスト的にはやっぱりカフェ要素があった方が強いのでは……と思ってカフェ。
そして、わたしの地元にもあるのでコミュニティFMを舞台にしました。
ずっとラジカセをくれたのは〝おじいさん〟という設定で進めていたのですが、たしか〆切3日くらい前に名前を考えていて「イギリス系だからウィリアム、チャールズ、リチャード、ポール、ジョージ……」とどれもしっくり来ず。
で、イギリスといえば「大好きな『メリー・ポピンズ』(メアリー・ポピンズ)の舞台!よし、おばあちゃんにしてメアリーにしよう!」と思いついておばあちゃんに変更しました。好きなキャラクターや有名人由来の名前のキャラは大事にできる気がします。
その瞬間からパズルのピースがハマり始めたように思います。
これは多分、猫のラジオというあまり馴染みのないところに、「老婆と猫」の定番イメージの「魔女と猫」が出てきてくれたからだと思います。読み手もあるあるな組み合わせだと思ってくれそうで、簡単な説明でイメージの共有がしやすいんだろうなと思います。
メアリーが勝手に「ザラメちゃん」と呼び出したので、ちゃんとキャラの性格付けができたんだとうれしくなりました。
ヒロインの名前は猫の嫌いな物と好きな物を両方入れようと決めていて最初は根岸夏菜だったのですが、もっとストレートに津奈子にしました。
ザラメはずっとカプチーノだったのですが(だから相棒がシナモン)イギリス系の店にしっくりこなかったので、思い切って日本語にしました。
最初は三毛猫で〝コーヒー、スチームミルク、シナモン〟の3色でカプチーノでした。でもサビ猫が好きなのと、あまり見かけないので変更。茶色いザラメ糖みたいに茶色が混ざり合っているからザラメです。
実は40歳で、メアリーも予想できないくらい長生きな猫だったという設定があります。多分猫又になります。
アンバーは単純に琥珀の英訳。なぜコハクかというと、古い曲にコーヒーの色を「琥珀色」と表現した歌詞があるから。
Sなキャラは書きやすい。
作中、津奈子の感覚で30代くらいと言われていますが、設定メモによれば29歳らしいです。でも30代の方がいろいろ納得できるかな。
グレーの猫ちゃんと飼い主の画家のお話は、ねじまき作品を全部読んでいるという奇特な方には「あれ?」となるかもしれません。元にしているお話があるので。(読まなくて良し)
福田さん、ゲストなので途中退場の予定だったのになんかタイミングを逸してしまって最後までいました。笑
でも「私はこれで……」とか言って話の腰を折るのもね……。
ポータブルラジカセが重要なアイテムとして出てきますが、実はあんまり可愛いのは売ってないんですよね。
ポータブルカセットプレーヤーはレトロポップ系のものがあるのですが、ラジオがつくと急に渋くなる……。
イヤホンを通すと猫の声が聴こえるという設定を思いついた時は「天才!」と思いました。書いてみるとそうでもないんですけど。
ほっこりを書くつもりがわちゃわちゃ元気いっぱいないつものねじまきになってしまいましたが、全体的に好きな雰囲気のお話になったと思います。(でも好きとコンテスト結果って全然比例しない笑)
もし続きを書くのであれば、ゲストが悩み相談に来るオムニバスになるのでほっこりするはず……。
ラジオは最近聴けてないのですが、聴き続けて番組に馴染みが出てくると聴くのがどんどん楽しくなるので、ぜひ皆さんも聴きましょう♪
あ、そういえば小説に挿絵機能を使ったのはデビュー作以来でした!



