第55回キャラクター短編コンテスト『超ギャップあるふたりの青春恋愛』応募用作品。
ひさびさに馴染みのあるジャンルのお話を書きました。
高校生の恋愛もの。
またしても〆切ギリギリに書き始めたのですが、今回は3日半前から書いたので20,000字を超えました。
(お話自体は頭の中でずっと構想を練ってます)
昨年7月以来ずっと10,000字台の作品しか書いていなかったので、完全に短編なのに長編を書いたような気持ちです。
あんまり良くはない方法だとわかっていますが、プロット無しで半分以上走らせて、途中で応募用あらすじを書きながら結末を決める書き方をしました。最近だいたいこれ。
私はコンテスト主催者が求めるものはあまり意識せずに、テーマから想像して自分テイストのものを好きなように書くタイプです。お気に召したら講評ください、くらいの気持ち。
今回も基本的にはそうなのですが、めずらしくコンテストの募集ページに書かれた、求めている作品にわりと当てはまってるんじゃないかな、と思っています。結果的に。(=受賞ではない)
……恋愛色がちょっと薄いかな。……あこがれ度低いかな。……漫画家&親が芸能人って設定がノベマ!じゃなくて野いちごかな。
ギャップ〝同士〟のチョイスがなかなか難しかったです。
募集ページの例が定番で、いくつかマンガもあるよね〜って思うのですが、それを書いてもきっと他の人と被るのでねじまき的には無し。
まず考えたのが……
隠れ料理男子×隠れ大食い女子
だったのですが、お互いの素性がわかった時点で恋に落ちて終了……500文字で終わるわ、って思ったのでやめました。相性良すぎるギャップはダメだと気づく。
ありがたいことに1月に短編集が発売になりまして……
そこに冷たい印象の男子のお話が収録されていて、彼がわりと評判が良いのでベースにすることにしました。
クール男子と最も遠いものとかを考えたのかどうかは忘れましたが、お笑い芸人を目指していることにしよう!となりました。
ベースにしているキャラがマイペースなイメージだったので、ギャップを隠そうとしていないキャラにする、というのはすぐに決まりました。
でも隠そうとしていないギャップってギャップになるのか……?みたいな難しさもありました。
女子の方をどうやって決めたのか記憶が曖昧……。
恋愛したことがない高校生恋愛小説家にしようかな、と思って、ありきたりだからやめたのは覚えています。
なんでギャグ漫画にしたんだったかな……書く直前に思いついた気がします。
クール男子に対峙するギャップ女子って結構難しくて、クール男子には素直なダメ女子が一番!という気づきもありました。
なので真山は短編集のもとのキャラとも少し違う人物造形になりました。
キャラの名前は作品テーマから決めました。
ヒロインは嘘をついているので、「嘘八百」の「八百」に「真っ赤な嘘」から朱色の朱を入れて、八百朱音。
真山は逆に、真山良実で最初と最後で「真実」。
実で「ざね」って読む名前にしたかったのでこれにしました。
小比類沢マイクは、ヒロインのペンネームと作品を考えながら出てきた名前。名字だけで血縁関係が疑われるくらいめずらしい名前にしたかったのでこんな感じの名前になりました。
小比類巻さんはいるけど、小比類沢さんはいないはず。
ちょっとバカにされたりする役どころなので、いない名字にしました。マイクは朱音に音が入っているので音に関係するものにしました。
赤井コーヒーは、最初は黒井ミルクか黒井コーヒーにしようとしていました。黒井ミルクは近い名前の人がたくさんいそうでやめて、黒井コーヒーは当たり前だなぁとしっくり来ず……。この名前を考えながら、「ヒロインと芸人を親子にするか」みたいに考えていた気がします。行き当たりばったり。
結局、朱音の赤で赤井コーヒーになりました。
作者名とメインキャラの名前が同じなマンガもたまにあるよな〜って思って同じにしたけど、コーヒーくんにするか牛乳くんにするか、赤井コーヒーにするか赤井牛乳にするかでいまだに別々でも良かったな……と迷ってます。
私は真山と違って羞恥心の強いタイプの人間なので、
真山と小比類沢マイクの一発ギャグどうしよう、恥ずかしい……と思い、チャット型のAIを使ってみました。
そのまま使う気は無く(というかそのまま使えるものは出ないです、わたしの質問技術&無料ソフトでは)色々な質問をして、ヒントをもらってわたしが考える……という方法です。
結局考えたのは自分でも、ヒントはAIがくれているので、恥ずかし度合いがだいぶ少ない。
「ギョベックリ・テペ遺跡」は遺跡の名前を色々検索して出てきたので、AIは関係ないです。
真山のメンタルの強さ、尊敬。
途中で朱音の真山の呼び方が「真山くん」から「真山」に変わっているのが打ち解けたという描写なのですが、説明を入れなかったので気づいてもらえたかどうか……。(不親切)
このお話は、書きながら思い出した自作がありました。
野いちごジュニアの『おばけなワタシとキラキラのきみ』という作品。
全然違うストーリーではあるんですけど、隠しごとをしているヒロイン、真っ直ぐなヒーロー(ジュニアの方は普通にイケメンです)、体育館のステージでのラストシーン……という共通点があります。
好きな作品で、高校生主人公でリメイクしたいという願望がずっとあったので、それが表れたかも。
最後のシーンでヒロインがマイクを持って話出したとき、ラップバトルが始まるんじゃないかと書きながらヒヤヒヤしました。笑
タイトルはすぐに思い浮かんだものをそのまま使っていますが、そんなにしっくりきてないです。
でもノベマ!っぽくも、ねじまきっぽくもないところが良いと思っています。
他に思い浮かんだ候補が『おならとかパンツとか鼻血ブーとか』だったので、それよりはマシかと。
ひさびさに20,000字オーバーだったせいか長くなりました。
以上です。
追記:
久しぶりにコンテストで最終に残らずでした。悲しいけど、野いちごとノベマの中間ぽさが中途半端だったかな。派手&元気すぎたかも。
大幅に設定を変えたいなと思っているので、そしたら別のコンテストに出したいなと目論見中。
ひさびさに馴染みのあるジャンルのお話を書きました。
高校生の恋愛もの。
またしても〆切ギリギリに書き始めたのですが、今回は3日半前から書いたので20,000字を超えました。
(お話自体は頭の中でずっと構想を練ってます)
昨年7月以来ずっと10,000字台の作品しか書いていなかったので、完全に短編なのに長編を書いたような気持ちです。
あんまり良くはない方法だとわかっていますが、プロット無しで半分以上走らせて、途中で応募用あらすじを書きながら結末を決める書き方をしました。最近だいたいこれ。
私はコンテスト主催者が求めるものはあまり意識せずに、テーマから想像して自分テイストのものを好きなように書くタイプです。お気に召したら講評ください、くらいの気持ち。
今回も基本的にはそうなのですが、めずらしくコンテストの募集ページに書かれた、求めている作品にわりと当てはまってるんじゃないかな、と思っています。結果的に。(=受賞ではない)
……恋愛色がちょっと薄いかな。……あこがれ度低いかな。……漫画家&親が芸能人って設定がノベマ!じゃなくて野いちごかな。
ギャップ〝同士〟のチョイスがなかなか難しかったです。
募集ページの例が定番で、いくつかマンガもあるよね〜って思うのですが、それを書いてもきっと他の人と被るのでねじまき的には無し。
まず考えたのが……
隠れ料理男子×隠れ大食い女子
だったのですが、お互いの素性がわかった時点で恋に落ちて終了……500文字で終わるわ、って思ったのでやめました。相性良すぎるギャップはダメだと気づく。
ありがたいことに1月に短編集が発売になりまして……
そこに冷たい印象の男子のお話が収録されていて、彼がわりと評判が良いのでベースにすることにしました。
クール男子と最も遠いものとかを考えたのかどうかは忘れましたが、お笑い芸人を目指していることにしよう!となりました。
ベースにしているキャラがマイペースなイメージだったので、ギャップを隠そうとしていないキャラにする、というのはすぐに決まりました。
でも隠そうとしていないギャップってギャップになるのか……?みたいな難しさもありました。
女子の方をどうやって決めたのか記憶が曖昧……。
恋愛したことがない高校生恋愛小説家にしようかな、と思って、ありきたりだからやめたのは覚えています。
なんでギャグ漫画にしたんだったかな……書く直前に思いついた気がします。
クール男子に対峙するギャップ女子って結構難しくて、クール男子には素直なダメ女子が一番!という気づきもありました。
なので真山は短編集のもとのキャラとも少し違う人物造形になりました。
キャラの名前は作品テーマから決めました。
ヒロインは嘘をついているので、「嘘八百」の「八百」に「真っ赤な嘘」から朱色の朱を入れて、八百朱音。
真山は逆に、真山良実で最初と最後で「真実」。
実で「ざね」って読む名前にしたかったのでこれにしました。
小比類沢マイクは、ヒロインのペンネームと作品を考えながら出てきた名前。名字だけで血縁関係が疑われるくらいめずらしい名前にしたかったのでこんな感じの名前になりました。
小比類巻さんはいるけど、小比類沢さんはいないはず。
ちょっとバカにされたりする役どころなので、いない名字にしました。マイクは朱音に音が入っているので音に関係するものにしました。
赤井コーヒーは、最初は黒井ミルクか黒井コーヒーにしようとしていました。黒井ミルクは近い名前の人がたくさんいそうでやめて、黒井コーヒーは当たり前だなぁとしっくり来ず……。この名前を考えながら、「ヒロインと芸人を親子にするか」みたいに考えていた気がします。行き当たりばったり。
結局、朱音の赤で赤井コーヒーになりました。
作者名とメインキャラの名前が同じなマンガもたまにあるよな〜って思って同じにしたけど、コーヒーくんにするか牛乳くんにするか、赤井コーヒーにするか赤井牛乳にするかでいまだに別々でも良かったな……と迷ってます。
私は真山と違って羞恥心の強いタイプの人間なので、
真山と小比類沢マイクの一発ギャグどうしよう、恥ずかしい……と思い、チャット型のAIを使ってみました。
そのまま使う気は無く(というかそのまま使えるものは出ないです、わたしの質問技術&無料ソフトでは)色々な質問をして、ヒントをもらってわたしが考える……という方法です。
結局考えたのは自分でも、ヒントはAIがくれているので、恥ずかし度合いがだいぶ少ない。
「ギョベックリ・テペ遺跡」は遺跡の名前を色々検索して出てきたので、AIは関係ないです。
真山のメンタルの強さ、尊敬。
途中で朱音の真山の呼び方が「真山くん」から「真山」に変わっているのが打ち解けたという描写なのですが、説明を入れなかったので気づいてもらえたかどうか……。(不親切)
このお話は、書きながら思い出した自作がありました。
野いちごジュニアの『おばけなワタシとキラキラのきみ』という作品。
全然違うストーリーではあるんですけど、隠しごとをしているヒロイン、真っ直ぐなヒーロー(ジュニアの方は普通にイケメンです)、体育館のステージでのラストシーン……という共通点があります。
好きな作品で、高校生主人公でリメイクしたいという願望がずっとあったので、それが表れたかも。
最後のシーンでヒロインがマイクを持って話出したとき、ラップバトルが始まるんじゃないかと書きながらヒヤヒヤしました。笑
タイトルはすぐに思い浮かんだものをそのまま使っていますが、そんなにしっくりきてないです。
でもノベマ!っぽくも、ねじまきっぽくもないところが良いと思っています。
他に思い浮かんだ候補が『おならとかパンツとか鼻血ブーとか』だったので、それよりはマシかと。
ひさびさに20,000字オーバーだったせいか長くなりました。
以上です。
追記:
久しぶりにコンテストで最終に残らずでした。悲しいけど、野いちごとノベマの中間ぽさが中途半端だったかな。派手&元気すぎたかも。
大幅に設定を変えたいなと思っているので、そしたら別のコンテストに出したいなと目論見中。



