★重要なネタバレを含みますので、本編を読んでからお読みください★
第53回キャラクター短編コンテスト『デスゲーム×◯◯』応募用作品。
デスゲーム×一卵性双生児(実は×宗教でもある)
ものすごく「私は何を書いているんだろう?」という気持ちになりました。デスゲームがデスゲームしてなくて。エンタメ感溢れてなくて。
他の人のSNSでのコメントを見ながら「そっかーデスゲームってルールがあるものなのかー」と、締切前日に理解しました。
テーマを聞いた瞬間から、応募するのであれば少人数のデスゲーム……と思っていたので、双子の中でも一卵性双生児限定のものにしました。
最初は本物の国家の法案にしようかなと考えていたのですが、規模が大きければ大きいほど嘘っぽくなってしまうので、狭いコミュニティ内の話になるように宗教団体の中の話……というオチにしました。
広い世界で双子半分殺したところで人口にも遺伝子多様性にも影響ないでしょーとか
総理にしては身近じゃない?とか
全員同じ中学校なわけ?
みたいなところに「この作者設定が穴だらけじゃん」とつっこみながら読んでもらいたい。
他の人がルールを考えるのに費やすであろう時間を、法律のガバガバ感をどう埋めるかに費やしてしまった気がする。
気をつけたのは「一卵性双生児は二人いることに意味が無い」という印象にならないこと。
下手したら一卵性双生児に失礼な内容になりかねないなと思ったので、そうならないように気をつけたつもりです。
例の如く締切間際に書いたので、最終話が独白みたいになってしまって文字多……!って感じです。
新しいジャンルに挑戦できたのは良かったです。
これも受賞目的というよりは、小説の種を読んでもらえたら嬉しいなーという目的が主です。
コンテスト趣旨の「序列がデスゲームという極限状態に追い込まれることで大きく入れ替わりぶつかりあっていく作品」では全く無いので。というか少人数にしている時点で趣旨に添えない……だめすぎる。
双子がみんなわりと性格が良いのが良くなかったかも……
みたいな感じで反省点多々々々…
でもとりあえず久しぶりにコンテスト応募作品が書けたので良しとします。
作品内であえて触れなかったのですが、登場人物は全員「灯光の国」の信者なので「火」や「光」のつく名前になっています。宗教ってそういうのあるよねーってことで。
初見の方に、読みながら「なんか登場人物の名前似てない?」みたいに思ってもらえたら嬉しいなあと思います。
灯光の国の戒律だとか(多分堕胎禁止)、島の経済(臓器売買とかしてそう!)のことなんかをもっと深掘りして、もう少し長いお話にするのもおもしろそう。
なんとなーく理解したので、いつかもっとデスゲームしてるデスゲームを書いてみたい気もするようなしないような(向いてない気がしている)です。
※こちらの作品は最終選考作品でした。
初挑戦のもので引っ掛かってくれるのはうれしい。ピース!



