第51回キャラクター短編コンテスト『女友達、最高!大人のガールズライフ』応募用作品。

タイトルがちょっと怖すぎる…

この作品については、大人のガールズライフの募集テーマ〝女友達〟から若干ズレているので、目的としては「こういう業界のお仕事小説書きたいです」を編集部の方に見てもらうというのが結構な割合を占めています。
スターツさんのコンテストは全作品読んでもらえるのがとてもありがたいなと思います。

これはねじまきが実際に長く働いていた業界のお話で、仕事上では果穂の立場も透子の立場も経験しています。
好きな人も多い物を作っているけど、あまり小説にはならない業界なので、この業界の短編シリーズとか書けたら本懐を遂げるって感じかもしれないです。
デビュー作もこの業界ではあるのですが、微妙に違う分野でした。(紙製文具か布製雑貨か、という差)

自分が詳しい業界は解像度が高くなりすぎて、読んでる人に伝わるかどうかが一番心配。

ずっと書きたかった、会社の鍵閉めシーンとラーメンを食べる女同士を書けたのは満足。

このお話は透子が果穂に心を開いて友達になっていくところと、果穂がデザイナーとして成長していくところを書けたらいいな〜って感じです。
どちらかが会社を辞める展開もありかな…と思っています。

私自身がバリバリ働いて残業しまくっているタイプなので、ほのぼの女子もいいけど、自分と同じくらい働いた女子たちが仕事後にスイッチオフになってる様子の方が共感度高いな〜と個人的には思っています。
一日の終わりに一緒に「おつかれさま」と言えるような小説にしたいです。
なので、一話のラストのシンプルな二言がとてもお気に入りです。

2話目を書くなら果穂目線にして、透子と果穂を交互に書きたいと思っています。

お仕事小説書きたい欲もずーっとあるんですよね…
(デビュー作でレーベルカラーに合わない溺愛不足のお仕事小説書いちゃったやつなので…)


この作品のアイデアメモがあったので貼っておきます。
コンテスト〆切までには一話までしか書けないとわかっていたので、プロット作らずにこのメモ(正確には執筆中にはこのメモを見なかったので、書いたときの発想の記憶)で書きました。
果穂の「じゃあじゃあ」って2回繰り返すキャラがすでに書かれているのがおもしろいです。
ご飯がテーマなのに、メニューが最悪すぎる。(2話目はオムライスの予定)
『ガールズ残業メシ』というタイトルはクールで最高。