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 5日後、会社から手紙が届いた。今度はすぐに開けた。怖がっていたって結果は変わらないからだ。それに面接時の手ごたえを感じていたので不採用の予感はなかった。
 封を開けて中を見ると期待通りだったが、それでも熱いものがこみ上げてきた。やっと一歩を踏み出せると思うと、喉が詰まったようになった。
「ありがとうございます」
 手紙に向かって頭を下げた。すると、〈しっかりやれよ〉という声が聞こえたような気がした。
「頑張ります」
 手紙に向かって強く誓った。