今日も世界は眩しい。でも、私には光が当たらない。
いつの間にか私の脳内には「死」という一文字が揺れ動いていて。
死にたいわけじゃない。生きたくないだけ。
「生」と「死」の選択を責められているようにしか感じられない。私は何にもしてないのに監獄に閉じ込められてしまったようだ。世界からの最悪の贈り物だ。
「もういいよね、死んでも」
一冊のしわくちゃなノートに書き込む。毎日同じようなことしか書かれていない。でも私は死んでない。いや、死ぬことができない。
私にはただ一人、会いたい人がいるから。
幼馴染の夏樹。約十二年間ほとんどの時を共に過ごした彼。私立の中学校に入った私は通学のために卒業のタイミングで引っ越した。高校進学後も会いに行けず、疎遠になってしまった。
もしかしたら彼に会えたら気持ちが変わるかも。そんな期待を込めて必死につらい日々を今日も乗り越える。
明日は思い出の場所に行ってみよう。彼が覚えていてくれたら会えるかもしれないから。
少しの遠出になってしまうから予め出かける準備をしておく。
荷物を詰めるこの時間は久々に訪れた小さな幸せな時間だった。
いつの間にか私の脳内には「死」という一文字が揺れ動いていて。
死にたいわけじゃない。生きたくないだけ。
「生」と「死」の選択を責められているようにしか感じられない。私は何にもしてないのに監獄に閉じ込められてしまったようだ。世界からの最悪の贈り物だ。
「もういいよね、死んでも」
一冊のしわくちゃなノートに書き込む。毎日同じようなことしか書かれていない。でも私は死んでない。いや、死ぬことができない。
私にはただ一人、会いたい人がいるから。
幼馴染の夏樹。約十二年間ほとんどの時を共に過ごした彼。私立の中学校に入った私は通学のために卒業のタイミングで引っ越した。高校進学後も会いに行けず、疎遠になってしまった。
もしかしたら彼に会えたら気持ちが変わるかも。そんな期待を込めて必死につらい日々を今日も乗り越える。
明日は思い出の場所に行ってみよう。彼が覚えていてくれたら会えるかもしれないから。
少しの遠出になってしまうから予め出かける準備をしておく。
荷物を詰めるこの時間は久々に訪れた小さな幸せな時間だった。