狐の花言葉 〜あやかし店主さまと、縁結びの花〜

あやかし・和風ファンタジー

鶴森はり/著
狐の花言葉 〜あやかし店主さまと、縁結びの花〜
作品番号
1728831
最終更新
2024/07/14
総文字数
37,656
ページ数
6ページ
ステータス
未完結
いいね数
2
――記憶も体も失った少女は、この世のものとは思えぬほどに美しくも艶やかな【あやかし】である【瑚灯】に拾われた。

あの世とこの世の境。
異界の片隅に【人間とあやかしが共存する町】があった。
様々な事情を持つあやかしと人間が行き交いする。

瑚灯に【茉莉花】の名と形を与えられた少女。
知っている花街とは異なる場所で、栄える店――人間とあやかしの交流場(健全)で、下働きとして雇われる。

表情筋が死んでいる茉莉花は、拾われた恩を返すため働きつつ、町の色々な事件を解決していく。

「ご覧ください、事件解決に満足した満面の笑顔です」
「死んだ魚の眼だな。ちっとも笑ってねぇ。出直してこい」
「御冗談を」
「お前がな」

人間とあやかし。異なる二人は近付けば近付くほど、安らぎと初めての感情を抱く。

しかし同時に瑚灯が抱えるもの、歪んで壊れかけてて偽りだらけの町に隠された闇、花送町に込められた意味を知って、悲哀の宿命へと導かれる。

亡くなった愛と失くなった愛を取り戻して、真実へ辿り着く。

「――お前は、あやかしと人間は共存できると思うか」

問に茉莉花の少女と、☓☓を切望する彼が導き出した答えは――。



※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
反倫理的、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。

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表紙:紺田さまより!(https://twitter.com/fe_chaba)
ありがとうございます!
あらすじ
愛される意味がわからず、自分を正しく認識できない記憶喪失の少女と、愛されるのを恐れ、許されるのを拒絶する狐のあやかし。

あの世とこの世の境にある町で起こるあやかしと人間の事件に立ち向かいながら、失くして、亡くした愛を取り戻す恋愛サスペンス。

人の願いを叶える花、夜だけ流れる人攫いの歌、身請け話と彼らの周りには事件はたえない。解決して近付けば近づくほど、その闇に触れていく。

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