平成三十七年の夏が終わる

青春・恋愛

天野つばめ/著
平成三十七年の夏が終わる
作品番号
1727946
最終更新
2024/07/01
総文字数
9,998
ページ数
5ページ
ステータス
完結
いいね数
3
あらすじ
源紗菜(みなもと・さな)、中山翔(なかやま・しょう)、二宮萌(にのみや・もえ)、瀬川健(せがわ・けん)の4人は幼馴染だった。
14年前、平成23年の夏、紗菜の転校を機に埋めたタイムカプセルは「平成37年に開けよう」と約束していた。
約束の日、25歳になった紗菜は翔と再会する。紗菜はあの頃、翔のことが好きだった。平成に忘れてきた初恋が動き出す夜。

この作品のレビュー

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この作品の感想ノート

感想ノート、失礼します。

少し前に昭和99年の話題があがっていて、そんなふうに数えることがあるんだと流していたのですが、まさにそれを題材にされていて、こんな使い方もあるのかと驚かされました。
確かに時が流れていて、約束の日を迎えたのに、紗菜は思い出に留まったまま。幼なじみたちと同じ時を過ごしてきた翔は現在に。
その差が発言として現れていて、とても胸が締め付けられました。
思い出に浸っていたい、変わらないでいてほしかったという紗菜の願いに共感しました。
それぞれの人生があったというストーリーも切なかったです。
令和37年、過去から踏み出した幼なじみたちの未来が少しでも明るいことを願っています。

素敵な物語をありがとうございました!

2024/09/11 17:58

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