彼女の言葉で僕の人生は大きく変わった。
 あの日、屋上でフェンスを越えた僕に声をかけていなければ僕は今ここに確実にいなかった。
彼女のかけがえのない時間に、僕はどんな風に映っただろう。
 僕で良かったのだろうか、そういう後悔の想いはない。
あの日、僕を選んで声をかけてきてくれたことを知っているからだ。