嘘と微熱と長い夜

青春・恋愛

椎名つぼみ/著
嘘と微熱と長い夜
作品番号
1727320
最終更新
2024/06/29
総文字数
6,610
ページ数
1ページ
ステータス
完結
いいね数
18
ランクイン履歴

総合35位(2024/06/28)

青春・恋愛17位(2024/06/28)

ランクイン履歴

総合35位(2024/06/28)

青春・恋愛17位(2024/06/28)

高校の時に憧れていた先輩に、7年ぶりに再会した。

10代のあの頃。高い壁の向こう側にいた彼は、私には手の届かない存在だった。

今夜が最初で最後のチャンス。
その熱視線を独り占めしたい。


でも、気づいてしまった。
先輩はまだ、あの子だけを想っている。
もうすぐあなたの親友の、花嫁になる人なのに。

だから私は嘘をつくの。
この長い夜を飛び越えて、前を向くために。


W片想いの2人が一夜だけ交わる、切ない恋のお話。


★執筆:2024.6.16~2024.6.20★

この作品のレビュー

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この作品の感想ノート

とても切ないけれど清々しい作品でした。つぼみさんの恋愛を描く筆致に惚れ惚れします。

「ワンナイト」という大人寄りの題材を純情と両立させ、特殊な設定もなく心の機微にフォーカスして描ききる力、そして読後感の良さ。華やかだけど飾り過ぎず、心地よい文体。

読者が共感しつつどこか憧れる主人公として、そこにありそうな手触りが素晴らしかったです。特にラストシーンが素敵でした。

咲良綾さん
2024/06/21 12:16

つぼみさん、読ませていただきました✨

とても切なくて、ドキドキしてしまいました。
いけないと分かっていながらもついた嘘が、きれいなものではないけれど、とても美しく思えてしまうほどでした。

2024/06/21 09:51

この作品のひとこと感想

すべての感想数:16

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