今日も同じことを繰り返す心配性の朔哉に、苦笑いしかできない。
「いってきます」
「いってらっしゃい」
私の手を取って甲にちゅっと口付けを落とす。
本当は唇にしたいんだろうししてほしいけれど、面が邪魔だから仕方ない。
鳥居を抜けたところで陽華さんが待っていた。
「おはようございます」
「では、こちらへ」
事前に人払いしてあるのか、通り道に気配はない。
それはちょっと、安心した。
「じゃあ今日もよろしくー」
「はい」
ひらひらと手を振って、うか様はすぐに出ていった。
なんとなく、昨日よりもさらに箱が増えている気がするのは、気のせいですか。
ため息が出そうになって、慌てて飲み込んだ。
ダメダメ、そんな弱気じゃ。
パソコンを立ち上げ、今日も入力作業を続ける。
朔哉から崩し文字のレクチャーを受けたおかげか、昨日よりはすんなり読めた。
「これなら、スピードアップできるかも」
ひたすら無心に、文字を打ち込んでいく。
集中しているせいで、時間経過すらわからなかった。
「おっつかれー。
もうお昼よー」
「えっ!?」
うか様の登場で、ようやく手を止める。
「いってきます」
「いってらっしゃい」
私の手を取って甲にちゅっと口付けを落とす。
本当は唇にしたいんだろうししてほしいけれど、面が邪魔だから仕方ない。
鳥居を抜けたところで陽華さんが待っていた。
「おはようございます」
「では、こちらへ」
事前に人払いしてあるのか、通り道に気配はない。
それはちょっと、安心した。
「じゃあ今日もよろしくー」
「はい」
ひらひらと手を振って、うか様はすぐに出ていった。
なんとなく、昨日よりもさらに箱が増えている気がするのは、気のせいですか。
ため息が出そうになって、慌てて飲み込んだ。
ダメダメ、そんな弱気じゃ。
パソコンを立ち上げ、今日も入力作業を続ける。
朔哉から崩し文字のレクチャーを受けたおかげか、昨日よりはすんなり読めた。
「これなら、スピードアップできるかも」
ひたすら無心に、文字を打ち込んでいく。
集中しているせいで、時間経過すらわからなかった。
「おっつかれー。
もうお昼よー」
「えっ!?」
うか様の登場で、ようやく手を止める。