シュークリームを食べながら打ち合わせをしているうか様と朔哉の横で、私も引き続き入力作業をする。
いつもはよくて一日に二箱いかない程度だが、今日はあっという間に六箱終わった。
「心桜、そろそろ帰るよ」
「うん」
帰るのはいいけれど、朔哉が私を抱き抱えてくる。
「目隠し、ないから」
「私がそうしたいんだけど。
ダメ、かい?」
どうでもいいけれど、さっきからうか様が親指の爪をがりがり噛んで見ているんですが……。
「でも」
「文句がある奴には言わせておけばいいよ」
そう言って、私の頬にすりっと自分の頬を擦りつける。
さらにはうか様をちらり。
もしかして、わざわざ見せつけている?
「さ、帰ろう。
帰ったら昼餉より心桜を食べたいなー」
少し俯き、上目遣いでこちらを見ているうか様を残し、私を抱き抱えたまま朔哉は部屋を出ていく。
いいのかな、とは思ったけれど、さっきのあの、勝ち誇っていたうか様に仕返しできたようでちょっと気分がいい。
なんて思っている私は性格悪い?
「朔哉、だーいすき」
「ん?
私も心桜が大好きだよ」
ぎゅーっと朔哉に抱きつく。
いつもはよくて一日に二箱いかない程度だが、今日はあっという間に六箱終わった。
「心桜、そろそろ帰るよ」
「うん」
帰るのはいいけれど、朔哉が私を抱き抱えてくる。
「目隠し、ないから」
「私がそうしたいんだけど。
ダメ、かい?」
どうでもいいけれど、さっきからうか様が親指の爪をがりがり噛んで見ているんですが……。
「でも」
「文句がある奴には言わせておけばいいよ」
そう言って、私の頬にすりっと自分の頬を擦りつける。
さらにはうか様をちらり。
もしかして、わざわざ見せつけている?
「さ、帰ろう。
帰ったら昼餉より心桜を食べたいなー」
少し俯き、上目遣いでこちらを見ているうか様を残し、私を抱き抱えたまま朔哉は部屋を出ていく。
いいのかな、とは思ったけれど、さっきのあの、勝ち誇っていたうか様に仕返しできたようでちょっと気分がいい。
なんて思っている私は性格悪い?
「朔哉、だーいすき」
「ん?
私も心桜が大好きだよ」
ぎゅーっと朔哉に抱きつく。