そして.....................



「うん」

「だから、時々、海に来るんです、」

「うんうん」

「......っ、ぅ、1人だと、やっぱり辛いから、」



気づいたら、
誰にも言えなかった言葉がポロポロと出てた。



なんだろう、この人に対する安心感は.........



そう思ったと同時。



--------------ザブンッ



と、はっきり波の音が聞こえて。



「うん。もー、無理しなくていいよ。
俺が............、氷川彗星が1人にさせないから」



その声が聞こえたとき、
──────ギュッと感じた温もり。



男の子の名前は、
氷川彗星(ひかわすいせい)さんと言うらしい。