「............っ、それって、」
「んー、3人がどうとかこうとか?」
..................やばい、全部聞かれてたんだっ。
恥ずかしいったらありゃしないし。
(もはや、穴があったら入りたい.........っ、)
そう思っていると。
再び男の子の視線が私の目と交わって。
「仲違いして7年も経ってるとか、
〝凄く苦しくて、たまらない〟とか聞こえた」
その言葉と共に向けられる熱い視線。
視線は、なんだか温かくて優しくて。
「............っ、ぅ、言えないと思ってました、」
溢れ落ちそうなのに、
我慢している涙を目元に抱えたまま言葉を発した。