***



「...............ぅ、ゴホッ、」

「うわー、やっと目覚ました」



...........................えーと、誰?



濡れて、肌に張り付くような、
服を着ている私の目の前には見ず知らずの人。



「あれ?まだ、頭ボーッとする?」



(いや、まじで誰ですか、この人)



心の中でそう思っていると.....................



────ピタッ



と、おでこに当てられた手。



「......っ、ひ!なにするんですか!」



妙な温かさを感じでつい声を上げてしまった。



すると........................



「いや、なんか無視されてたし?」



まるで、
〝キョトン〟とした顔の.........たぶん男の子。