恋の花火はコーヒーのあとで
青春・恋愛
完
6
遊野煌/著
- 作品番号
- 1726567
- 最終更新
- 2024/07/01
- 総文字数
- 9,999
- ページ数
- 1ページ
- ステータス
- 完結
- いいね数
- 6
- ランクイン履歴
-
総合57位(2024/06/20)
青春・恋愛29位(2024/07/29)
- ランクイン履歴
-
総合57位(2024/06/20)
青春・恋愛29位(2024/07/29)
水野繭香は職場の上司である、二つ年上の香田課長に長らく片思いしていた。そして繭香にはその想いを決して口に出すことができない理由があった。香田課長には長らく付き合っている恋人がいたから。
ある日、香田課長が結婚することを聞かされた繭香は『失恋花火』と称して同期の松永航平から花火をしようと誘われる。
花火の色が変わるように、この夜が明ければ二人の関係もカタチが変わる──?
※フリー素材です。
ある日、香田課長が結婚することを聞かされた繭香は『失恋花火』と称して同期の松永航平から花火をしようと誘われる。
花火の色が変わるように、この夜が明ければ二人の関係もカタチが変わる──?
※フリー素材です。
この作品の感想ノート
感想ノート、失礼します。
上司に恋人ができたと知っても、恋心は簡単には消えなくて。
二人の幸せすら願うことができなくて。
だけど、そんなことを思ってしまう自分が許せなくて。
それがとてもリアルに感じました。
「あの子がイヤな子だったらよかったのに」という言葉にも、繭香の複雑な気持ちがこもっているように感じ、印象に残っています。
そしてどんどん絶望に染まっていく繭香の前に現れた、希望のような光。
気付けば繭香に感情移入していたので、航平の存在は、ヒーローのようでした。
航平が見せる小さな優しさたちはとても温かくて、間違いなく、繭香の失恋の傷を癒しただろうなと思いました。
今はまだ、悲しみの中にいるかもしれない。
だけどきっと、繭香は前に進むことができる。
そう予感できるラストもよかったです。
余談ですが、言葉の節々からそうだろうな、とは感じ取りましたが、航平には、ストレートに言ってほしいですね。
課長たちも、繭香たちも、幸せになれますように。
素敵な物語を、ありがとうございました!
碓氷澪夜さん
2024/07/16 10:36
遊野煌さんの書籍化作品
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