私はそれからつーくんに会いたい思いを抑えて過ごした。
(やっぱこのまま会えないなんてやだ…)
だけど、ある日私はどうしても会いたくて一度だけ家を抜け出して公園に向かった。
走って公園が近づくほど自分の心臓の位置がハッキリと分かるようになってきた。
時刻は16時、10月に入り太陽は早く沈むようになったのであたりは薄暗くなっている。
絶対にいるわけない、そう思いながら必死に走った。
夕日に照らされた静寂の公園に着くと…
(え…?)
滑り台の上でぽつんと座っている一人の少年がいた。
私はそれが信じられなかった。
だって最後に遊んだ日から2週間以上が経過していたのだ、普通なら待っていることなんてない。
だけど確かにそこにその少年はいた。
私が驚いて固まっているとその少年はこちらを振り向いた。
「ゆーちゃん?」
その声は小さかったが、私の耳には大きく響いた。
そして目から次々と涙が溢れてきた。
少年は泣いている私を見て驚き急いで滑り台から降りてこちらに向かって来た。
「ゆーちゃんどうしたの?」
私はその少年に抱きついた。
ずっとホントは遊んでいたかった。
このまま遊べなくなるのは嫌だった。
もっと一緒にいてもっといろんな遊びをしたかった。
私は溢れてくる感情を必死に伝えようとするかのように泣きながらつーくんを力いっぱい抱きしめた。
(やっぱこのまま会えないなんてやだ…)
だけど、ある日私はどうしても会いたくて一度だけ家を抜け出して公園に向かった。
走って公園が近づくほど自分の心臓の位置がハッキリと分かるようになってきた。
時刻は16時、10月に入り太陽は早く沈むようになったのであたりは薄暗くなっている。
絶対にいるわけない、そう思いながら必死に走った。
夕日に照らされた静寂の公園に着くと…
(え…?)
滑り台の上でぽつんと座っている一人の少年がいた。
私はそれが信じられなかった。
だって最後に遊んだ日から2週間以上が経過していたのだ、普通なら待っていることなんてない。
だけど確かにそこにその少年はいた。
私が驚いて固まっているとその少年はこちらを振り向いた。
「ゆーちゃん?」
その声は小さかったが、私の耳には大きく響いた。
そして目から次々と涙が溢れてきた。
少年は泣いている私を見て驚き急いで滑り台から降りてこちらに向かって来た。
「ゆーちゃんどうしたの?」
私はその少年に抱きついた。
ずっとホントは遊んでいたかった。
このまま遊べなくなるのは嫌だった。
もっと一緒にいてもっといろんな遊びをしたかった。
私は溢れてくる感情を必死に伝えようとするかのように泣きながらつーくんを力いっぱい抱きしめた。
