青春・恋愛
完
丹野海里/著
- 作品番号
- 1726269
- 最終更新
- 2024/06/10
- 総文字数
- 8,085
- ページ数
- 3ページ
- ステータス
- 完結
- いいね数
- 2
- あらすじ
- 世界が茜色に染まる頃。オレは想いを寄せる女の子に告白をした。
気が付けば夜。そこに彼女はいない。
触れたら消えてしまいそうな無色透明な彼女に色を付けたのはオレだ。
生きる希望を持って欲しかったから。
世界の素晴らしさを知って欲しかったから。
17歳で全てを諦めるには早過ぎると思ったから。
ただ君に生きていて欲しかった。
笑っていて欲しかった。
この作品の感想ノート
海里さんの作品、読ませていただきました。
冒頭部分に描かれていた夕焼けの描写は、とても繊細でその様子が脳裏に浮かび上がるようでした。それと同時に、これから切ないことが始まる、もしくは今が切ない時であると思わされました。
ちょくちょく出てくる地名や場所名が私の地元だったもので、なんとなく親近感が湧きました(^^)
自分が少女の世界を色付けたはずなのに、彼女は自分のものにはならなかった。その事実はきっと主人公にとってとても辛いものだったと思います。しかし、私は主人公の行動は間違っていないと思いました。
人知れず1人の少女を救った主人公には、これから幸せになって欲しいものです。
素敵な物語をありがとうございました☺️
葉名月 乃夜さん
2024/06/12 14:20
この作品をシェア
この作品を見ている人にオススメ
読み込み中…