①物語の設定・主要キャラクターの説明

・物語の世界観 魔法、魔石のある世界。中世に近い。魔力に頼る世界ではいけないのでは?と揺らぎ始めている世界。

・主要登場人物のキャラクター紹介

自国 オモオカ国
大国 ワーリオ国
隣国 タノッサ国


主要キャラ情報

・主人公 アマリリス・フォンダン 18歳
予言で暗殺部隊にいる。蜂蜜色 モサモサ 磨けば光る美女 細身 胸もお尻もあまりない。妖精タイプ。 160センチ。
暗殺部隊で育てられたパーフェクト令嬢 勉強とマナーは嫌い 運動好き 直感が鋭い 霊媒体質

母が隣国タノッサの王族、父が自国オモオカの伯爵。タノッサでは侯爵令嬢。自国ではフォンダン伯爵家は王家の暗部を担う仕事をしてきた。

兄が三人いるため、深窓の令嬢、病弱、本当はいないと噂されていた。
幻の姫と呼ばれていた。

・魔犬 スノウ 雪のように真っ白な魔犬。大きくなったり小さくなったりできる。アマリリスに絶対服従。

・監視役女中・アツミエ 茶色の髪、小柄、25歳 そばかす、細身。よく見ると美人なんだけれど、特徴がない顔。運動神経がよく、アマリリスの世話役だった。料理、裁縫も得意。アマリリスのフォローにまわっている。


・サーフ・アデイサス20歳
侯爵家三男。
幼馴染 銀髪 短髪 185センチ 主人公と幼馴染 オカン体質 
次期公爵になるかもしれないスペアのスペア 冷静沈着

・カイン・アデイサス侯爵 40歳。サーフの父。侯爵。細身 銀髪、長髪後ろまとめ髪。顎鬚。奥さん一筋。180センチ 侯爵家は外交を伴うスパイ活動を担っていた

・フィリップ王子21歳(別名 ロック) オモオカ国の第三王子。薄い金髪 長め 180センチ 痩せ型細マッチョだけど戦闘は苦手。モテるに全力を尽くす。モテるスポーツのみやる。マナー、ダンスが得意。アホ、惚れっぽい。元婚約者と幼馴染

・王子の婚約者 16歳 ラーラ・マイソロ姫 155センチ。隣国タノッサの王族 アマリリスの親戚。スタイルが程よく良い。
黒髪ロングサラサラストレート A型 冷静沈着 王子と幼馴染で、惚れっぽいことを知っている

・女市長マリヨウ・タナカワ 30歳

・マリヨウの兄・カミヨウ・タナカワ 妹のマリヨウのフォローをする目的で反対派に偵察するため、タナカワ家を出た。34歳
(隣国タノッサに親戚がいる。元をたどれば王族。市井に下った不遇の王女の子ども。現タノッサ王国の王族とは仲がよい。ラーラの親戚)

・ストーン 食堂の亭主 54歳 中肉中背のおやじストーンは王家に以前仕えていた。引退して町で食堂を開いた。
・キリング  62歳 中肉背が高いおやじ サーフの手足。ストーンとは旧知の仲。記憶をなくしたアマリリスを見守っている。記憶のないアマリリスはアツミエのよこした護衛かとおもっている。


・騎士団 オモオカ国の騎士団。マリヨウ市長の腰ぎんちゃくコズエイに買収されていて、腐敗している。

・コズエイ・ナニワノ オモオカ国の大商人。大国ワーリオに娘を人質に取られている。

・セルゲイ アマリリスの宿敵。女暗殺者。峰不二子タイプ。兄を殺されたとアマリリスを目の敵にしている。大国ワーリオに雇われている。腕利き。


・大国ワーリオ 魔鉱石を狙ってオモオカ国を潰そうと考えている。



・聖女 マイカ・テッサロッサ(コズエイの娘) 14歳。元平民。コズエイ・ナニワノの一人娘。能力があったため神殿へ連れていかれる。美貌と聖女の能力によりテッサロッサ伯爵家の養女になる。
168センチ ふわふわ癖毛ロング 金髪 顔は可愛い感じだけれど、胸がある。純粋。天然。 いつか王子様がというロマンチスト)



②冒頭部分のプロット




特殊工作員・アマリリス・フォンダンは幼なじみのサーフと組んで大国ワーリオの夜会に潜入。オーケストラの演奏に乗じて、戦闘を繰り広げた。
敵を片付けたアマリリスだが、これはアマリリス・フォンダンを誘き寄せるための罠であり、アマリリスは自分を兄の仇と付け狙う大国の報員セルゲイに襲われた。
激闘のすえ、アマリリス・フォンダンはセルゲイの片腕を奪った。パートナーのサーフと脱出する。その際にサーフを狙う工作員の攻撃を身代わりで受けて、アマリリスは命に別条はないものの今までの記憶を全て失ってしまった。

記憶がなくなったアマリリスは節約スローライフを楽しんでいた。突然頭痛や気を失うアマリリスには監視役・女中アツミエがついていた。アツミエは無理をしないようにといつも忠告。

このままスローライフを楽しんで新しい人生を歩むのもいい。アマリリス自身も、監視役・女中アツミエ、アマリリスの上司や両親(フォンダン伯爵家は王家の暗部を担う仕事をしてきた)も、パートナーのサーフ(侯爵家三男。侯爵家は外交を伴うスパイ活動を担っていた)もそう思っていた。

山菜を摘みにいく。自給自足生活は楽しくて、いつも何かを持ち帰ると決めていた。時には猪の肉、鳥、果実、野蒜など。料理の腕はいまいちだが、狩猟採集は一流だった。魔物の犬を見つけ、スノウと名付ける。

ある日、魔石がよく落ちているところを見つけた。魔石とは黒い金と呼ばれている。魔力を込めることができて、魔力のない人間にとってはありがたいもの。小指の爪ほどの大きさでも高値で取引されていた。掘削調査中とあるが、こんなに魔鉱石が落ちているものだろうか。本格的に採取して、どこかへ運んでいるとしか思えなかった。
アマリリスは毎日散歩をしに山に出かける。
サーフもアマリリスがこっそり後をつける。

これは魔石の闇発掘ではないかと怪しんだサーフは秘密裏に調査を開始する。
サーフはまずい飯を食べながら、アマリリスに報告。アマリリスはサーフをパートナーだったと思い出せず、貴族の暇人だと思っていた。

サーフが調べるうちに山中には次世代のエネルギー資源である魔石が大量に眠っているのではないかとわかった。
アマリリスは山小屋に静養しに来ていたので、全く知らなかったが、麓の町の女町長マリヨウが主導する採掘賛成派と、「自然を守る会」が主導する反対派に二分されていた。
魔石の採掘や反対派とか、どうでもいいのだが、私の山荒らされるのは我慢できない。あの山は希少なトリーフが育つ奇跡な山なのだ。
そもそもなぜうちの山にそんな面倒なものが埋まっているのだ。魔石なんぞ食べられないのに。山梨やアケビの方がなんぼかマシだ。
アマリリスは首をひねった。


町のギルドでに肉や薬草を売りにいくと、ハラス教授の弟子に出会う。弟子は大量のトリーフを抱えていた。うらやましくなって、どこに生えているのか話しているうちに魔石の研究に携わっていた教授ハラスが数日前から謎に失踪して困っていると愚痴られた。トリーフは魔石に似ているから集めてこいと言われていたらしい。
町で不穏な動きがあると察したアマリリス。自分のことをつけてきている者がいると分かる。もしかするとアツミエが心配して護衛をよこしているのかもと思う。実はキリングだった。
女町長マリヨウを支援するのはコズエイ。魔石の調査をする商人コズエイは孤児院や研究所、教会に寄付をしたり周辺に便宜を図っていたが、市長の兄カミヨウ(隣国タノッサに親戚がいる。元をたどれば王族。市井に下った不遇の王女の子ども。現タノッサ王国の王族とは仲がよい。ラーラの親戚)は反対派に回っていた。

アマリリス御用達の店の店主ストーンは、自然を守る会(反対派)に入っていた。アマリリスとおしゃべりをしていて、つい最近、「自然を守る会」の事務所に何者かが侵入し嫌がらせ目的に室内を荒らし回っていたと聞く。ロックという若い男と店で顔を合わせるようになる。立ち居振る舞いが貴族? 王族っぽい気がするが気のせいだろうか。アマリリスは正体を隠していると分かったが、ストーンや町の人に悪いことをしないならほおっておくことにした。面倒な匂いがしたからというのもある。ちなみにストーンは王家に以前仕えていた。引退して町で食堂を開いた。
サーフは父・ロイド侯爵から次の任務として、魔石発掘の不自然な金の流れを調査するよう命じられていた。

サーフは町役場に潜入調査をする。アマリリスの婚約者として、町役場で働き、みんながアマリリスの婚約者と認めるようになる。サーフは侯爵家に変えるより記憶喪失のアマリリスが可愛くて、町に居着いてしまう。もともとサーフはアマリリスのことを好きだったので渡りに船とばかりに口説く。楽しくアマリリスと一緒に町を調査というデートをする。

魔石採掘のやり方が乱暴で、山を傷つけているとアマリリスはご立腹。来年の実りに大きく影響するではないか。
魔犬スノーも怒っていた。アマリリスはこのスローライフを守るためにと山を調査する。

三(サーフ視点)
サーフが商会を尋ねる。税金を納めてほしいから、帳簿を確認したいと頼む。
コズエイは快く会計を記した帳簿を渡す。
おかしな点が何もない。切りのいい数字ばかりが並んでいる。裏帳簿があるに違いない。サーフが嗅ぎまわる。
商人コズエイはロイド侯爵の読み通り大国に魔鉱石を横流しする計画を立てていた。調査と称して採掘したものは大国に大半は売り払っていた。
コズエイは寄付をしていた研究所に所属するハラス教授の残した報告書を探していた。そこには鉱脈は巨大で、魔鉱石は数百年とっても尽きないと書かれていた。報告書が見つかると大国が一気に押し寄せてくる可能性もあり、また、近隣とのバランスを考え、慎重に対応しないといけないとコズエイは焦っていた。
実はコズエイは大国に娘を誘拐され強請られていたのだ。
自国も娘も守りたい。商会も守りたい。コズエイは苦悩していた。
サーフは教授の報告書を先に手に入れようと奮闘する。


採掘反対派は悪いヤツらに暴力を振るわれたりする事件に見舞われていた。店主ストーンも乱暴にされているのをみて、アマリリスが怒る。アマリリスは襲われているストーンを助けようとし、記憶を取り戻した。ストーンの友人キリングが駆け付ける。
アマリリスに追跡者・キリングをつけていたサーフはキリングから報告を受けて、慌ててアマリリスを探す。サーフは二人を助けるが、アマリリスはサーフには記憶が戻ったことを黙っておくことにした。
店主ストーンがケガをしてしまったので、代わりのコックを探す。度々店で会っていたロックが店を切り盛りすると名乗りを上げる。
アマリリスは友人になったロック(実はオモオカ国の第三王子のフィリップ。市井の様子を伺うために、店主とは懇意の中)から今王都で流行っているというスイーツの作り方を教えてもらい、やがて暇なときに店番を手伝うようになる。アツミエがしっかり監督するので、味は食べられるものにはなっている。店に来た客は早くストーンが帰ってこないかなと願う。
サーフが心配、やきもちを焼く。サーフがアマリリスを夕方迎えに来る。一緒に帰っている時、アマリリスは、サーフと結婚したら、何か食べ物を提供する店を開きたいからと話す。サーフは喜ぶ。アマリリスとサーフが両思いになる。

アマリリスは「記憶が戻らなくても、過去を捨ててあなたとの今を大事にしていく」とサーフに語り、サーフもまた「ありがとう。俺も今の君と歩んでいきたい。もちろん記憶が戻っても、君をずっと愛し続ける。今も過去も未来もずっと君の側に居るから。何も心配しないで言い」と返した。


家に帰ると、アマリリスの元に手紙が来ていた。大国の言葉で「お前の大事な人を殺してやるので、お前も苦しめ」と告げられていた。
けがをしているストーンとキリングは騎士団(多くの貴族の子弟がいる)に大国が押し寄せてくる可能性があると何度も訴えたが相手にされなかった。騎士団にはコズエイが来ていて、来客としてセルゲイも来ていた。大国からの使者だと言って、王都まで護衛を頼みたいという。

アマリリスと愛犬スノウはすっかりロックの店の人気者となっていた。ただし料理が下手なので注文はしてはいけないと暗黙のルールが客たちの間で決められた。
ラーラが来る。ロック(フィリップ王子)の婚約者。どう見ても上流貴族か王族。アマリリスは警戒。町の人たちはラーラも快く歓迎。2大アイドルになる。ラーラは最初アマリリスに意地悪だったが、アマリリスが好きなのはサーフとわかり、態度が軟化。

最近反対派を襲おうとしていた悪い奴等がいないと話題になる。黒ずくめの謎の人物が撃退していると店でもちきりになる。黒ずくめの人物は「女に違いない。線が細いらしい」「いや、若い男だ」と町の人たちは楽しそうに話す。
サーフは、黒ずくめの人物が女ではないかという噂が流れていることを知り、もしかしたらアマリリスではないかと疑う。アマリリスは戦闘能力が高いからだ。
キリングに悪い奴等を見張らせて、謎に人物が襲うのを確認。その頃ストーンはアマリリスと店番。アマリリスがミックスジュースの注文が入りオリジナルミックスジュースを作り、医者を呼ぶはめになっていた。

サーフはアマリリスではないと確信。「自然を守る会」事務所の前で張り込んでいると、例の黒ずくめの人物が悪い奴等を退治しているところを目撃。黒ずくめの人物の正体は何とロックで、第三王子のフィリップ王子だった。客からの情報で騎士団はコズエイに買収されているとフィリップに伝える。

フィリップは王宮へ密偵を送り、騎士団を調査。粛清を行う。

その夜、サーフはフィリップから、ハリス教授の報告書のありかについての話を聞かされた。報告書は魔鉱石の鉱脈は巨大というものであった。報告書は王に献上されているという。しかし、研究していたハリス教授が持っていた報告書の複製がどこかにあるらしい。
どうやら、王宮なら戦にならない限り、盗まれないだろうと思い、原本は王に渡したらしい。王は報告書を読んで、金一封。喜んでいた。

翌朝、アマリリスはサーフに誘われ、王都へ向かう。アマリリスは女中アツミエの作ったお弁当とキャンプしながら食堂の夢を語るのだった。

その夜、アマリリスは露店で食べ物を買いに行って留守。サーフはアマリリスの料理で調子を崩し弱っているところ、外国人工作員たちに取り囲まれた。フィリップ王子の婚約者ラーラ・マイソロ姫(隣国タノッサの王族)を誘拐したと言われ、春節祭の日、一人で報告書を持ってくるよう脅された。フィリップ王子がサーフを見舞いに来る。フィリップ王子とサーフが計画を練る。

その頃、アマリリスはサーフの父・侯爵の呼び出しがあった。露店に行くと嘘をつき、侯爵の王都のタウンハウスを訪れていた。「このまま二人の仲を認めるわけにはいかない」と言われ、アマリリスは渋い顔をした。「一緒にいたいなら、表舞台に建てるように努力しなければならない」と説得され、アマリリスは決意する。

春節祭(花がいっぱい撒かれる)が開かれた。この日は無礼講。神殿ちかくは花がいっぱい。平民も貴族もみんなで楽しむ。カミヨウ、マリヨウ、ロック(フィリップ王子)、アマリリス、サーフも出席した。サーフはパーティーを抜け出して報告書の隠し場所を探す。アマリリスも加わる。

その頃、ロック(フィリップ王子)はマリヨウ市長に会い、採掘は中止してほしい(ラーラやコズエイの娘、教授が人質になっている)と頼む。大国ワーリオの言う通りに採掘していたら、環境にもわるい、人も疲弊。治安も悪くなる。最悪、この領地を巡り戦争になると説明。マリヨウは「分かっている。好き勝手にはさせるつもりはない」と頷いた。
セルゲイとともに現れたコズエイはマリヨウ市長に開発計画書へのサインを迫り、ロックとマリヨウ市長を拘束、フィリップ王子とマリヨウ市長は反対派リーダー・カミヨウの助けを借りて隙を見て逃走した。

サーフと工作員たちの闘いで祭りの人たちは次々と逃げ出す。アマリリスはサーフを探す。アマリリスとサーフはセルゲイとの闘いに挑む。アマリリスとセルゲイは花で囲まれた神殿で格闘。ラーラやコズエイの娘、教授を探し出し、開放する。ラーラはロックの元へ。コズエイの娘と教授は王家が保護した。

アマリリスは死闘の末にセルゲイを気絶させた。アマリリスはサーフを見つけて、駆け寄る。
階段で上ってきたサーフがアマリリスを止めようとした次の瞬間、セルゲイはアマリリスをうつ。セルゲイもアマリリスに振り向きざまにうたれた。フィリップ王子が作った新生騎士団も駆け付け、みていた。

アマリリスは脇腹を押さえ、「暗殺部隊にいた私が表舞台に立つことはできない。サーフの隣にはいられない。だからこうするしかないの。愛しているなら……」と言って、
サーフは「愛している」と答えると、アマリリスは神殿の崖へと転落していきました。(死体も浮かばないと言われる崖)

エピローグ
逮捕されたセルゲイは自殺を図った。魔鉱石の採掘は一時中止になり、最適な産出量を計算の上、採掘されることになった。コズエイと大国ワーリオのたくらみも露見。ワーリオはコズエイを切り捨てた。コズエイは逮捕される。コズエイの誘拐されていた娘もハリス教授も救出された。
サーフはひとり山小屋でアマリリスを思い出していた。波の音で聞こえなかった、最後の言葉が気になっていた。一緒に崖から飛び降りればよかったのかと後悔。髭も髪も伸びて、アツミエに怒られる。
「お嬢さまに嫌われますよ」
「アマリリスは、どこに行ったんだろう」死体も上がってこないから死んだとは思えない。
ぼんやりと暮らしていた。

数か月後。
王宮で舞踏会が開かれることになった。侯爵家から脅迫されて、サーフは仕方なく出席。酒をあおっていた。フィリップ王子に怒られる。
両親が溺愛のあまり、隠されていたという令嬢が現れる。アマリリスだった。



③今後の展開

・②で完結していない場合は、この物語がどんなストーリーであるか、どのように完結するのか、エンディングまでのおおよその話の流れを最後のページに1,000字程度で記載してください。

完結しています。よろしくお願いします。