そんなある日のこと。

 偶然立ち寄った村が魔族(バーン)の襲撃にあっていた。

 魔物と戦う者、逃げまどう人々……騒然とする中へとロゼッタ達は走り出し、交戦する。

 苦戦するも何とか3人の力を合わせて魔族(バーン)を討伐する。
その際、1人の女の子ーセシルを助けたことで村の詳しい事情を耳にする。

 その村はかつて魔力を秘めた石(魔石)が採掘出来ると有名な村の1つがだったが、魔族の襲撃にあい、壊滅状態となってしまった……。
それでも魔石が魔族を倒す有効的な鉱石であり、武器の材料にうってつけということで高く取り引きされ続けているので魔族の襲撃に遭い、採掘量が激減してもなお先祖代々住み続けている土地を離れたくない人々がその土地に残り、魔石を採掘し続けているという。

 村のことを話し終えた後、セシルはロゼッタ達に会ってから、ずっと抱いていたことを口にする。
それはロゼッタとレイの変装のこと(セシルは2人を見た途端、すぐに見破る)であり、その話を聞いたリチャードはショックのあまり寝込んでしまう……。

 うなされるリチャードをロゼッタとレイは看病する。
その2人の姿をセシルは見守っていた。

 3日後。

 リチャードが目を覚ますとそこにはレイがいて、変装していた理由(自分の生い立ちやロゼッタに対する想い等)を話し始めるのであったーー……。