「中には、夢も希望もありません。
だからこそ、こーやって、
やりたいことやってみて、
詰め込むチャンスも場所も沢山あります」



暁良は、
そう言うと、机の上に乱雑に置かれていたおはじきやら、テッシュやら輪ゴムやらを詰め込んだ。



そして..............................



「だからさ、律子」



暁良はそう言いながら、
私の頭の上にポンッと、手を置いた。



「............っ、なに、」

「俺がいるから、お前は素直に、
やりたいことやれ。夢や希望を追え」

「............なにっ、それっ、」



今まで、夢や希望には、
〝年齢制限〟があると思ってた。