「............はぁ、律子、わかってねーな、」



暁良は、そうため息を1つこぼすと。



自分の部屋の戸棚から、
限定ラベルのコップを取り出した。



そのコップを見て私は..................



「なんで、いまコップ?」



素直に疑問を尋ねた。



「んー、律子に、
分かりやすく説明してやろーと思って」

「............いや、馬鹿にしてる?」

「んー、半分は?」



暁良の発言からして。



.....................たぶん、
小学生かなにかだと思われてる気がした。



そして.....................



「えーー、これは律子の心のコップです」



なにやら説明し始める暁良。