けど........................
たぶん、それは、
暁良に言わせたら、たぶん違うんだと思う。
(暁良の性格的に、真っ直ぐだから.........)
そう思ってると。
「あー、それと、このコップの隙間に、
俺のこと入れるのも忘れないで」
「............いや、なぜ暁良?」
急に〝自分の存在〟まで、
コップに追加させようとする暁良。
「んー、律子が夢や希望を追いながらでも、
ちゃーんと、結婚も出来るように?」
そう冗談混じりにも聞こえる言葉を言うと、
暁良は、私の頭から手を離して背中を向けた。
わざとらしく、
距離を取ったから、たぶん冗談じゃないこと。