逃げた先で出会った彼は、私の、大切な人でしたか?


誰か…誰か教えて。


記憶の失くなった少女の行く先を…。


「俺が助けてやる。屋敷に来い」


「俺は、お前を、今度こそ助けるからな」


一体彼は、何だったのでしょうか。


「俺は…お前を、護れないっ…!!
だから……さようなら」


一体、醜い程顔を歪めてまで言わせた言葉の核は…なんだったのでしょうか。