城に留まってはマナの流れに干渉し、伯爵の復活がかえって遅くなると気付いたソーニャは、再び旅に出る。
 城に残るよう言われたアリーセだったが、独断でソーニャの旅に同行する。
 人知れず魔法を受け継ぐものや、人の立ち入らぬ森や洞窟に住まう魔物。
 様々な場所でソーニャが目にするのは、辺境に残る大戦の残滓だけでなく、慈愛の女神の奇跡や遺物。
 旅を通じて触れた女神の欠片の数々により、ソーニャは女神の器になる資格があると告げる。取り合わないソーニャ。

 ソーニャの「わからせ」は問題を解決するが、教団の異端審問官や、他の聖女との対立を引き起こしもする。
 泉の聖女や鎧の聖女。戦った相手とは分かり合えるソーニャだったが、遺恨を持つ大司教は、シリルをソーニャの捕縛・調伏の任に付かせる。

 引くことの出来ないシリル。本気で戦えないソーニャ。膠着する状況の中、フテネルは女神の器としてソーニャの身体を乗っ取る。
 教団のそもそもの起こりは女神を復活させること。長命の大聖女を味方に付け、教団を掌握するフテネル。

 身体を追い出されたソーニャは、違法なホムンクルスで生まれた自らのコピーに入り込み、フテネルと対峙する。
 戦ううちフテネルは、女神の復活を望む以上に、ソーニャのありかたを愛していたことに気付く。
 身体を取り戻したソーニャと、入れ替わりホムンクルスの身体を得るフテネル。

 騒動を収めたソーニャは追放を解かれるが、変わらずフテネルや仲間たちと旅を続ける。

(この辺りの一区切りまで考えています)