お茶と妖狐と憩いの場

あやかし・和風ファンタジー

古賀内/著
お茶と妖狐と憩いの場
作品番号
1724378
最終更新
2024/06/17
総文字数
138,998
ページ数
40ページ
ステータス
完結
いいね数
3
※本編少し編集しました※




「神様に全てを委ねなさい。アタシはアンタの為に此処に来たんだから」

出会ったばかりでまだわからないことだらけの狐さんは優しくそう言いました。


***


今よりもずっと昔、
山間にある小さな村には妖が多く存在していた。
妖は村にとって危険な存在であり、
妖を倒す事を生業とする集団まで現れた。

その村に暮らす、
芥子色の髪の毛と柳緑色の瞳を持った少女、
笹野結望は幼い頃に両親を亡くし、
村で一番の宮守家でお世話になっていた。

宮守の人達からは愛されていたが、
外見が故、妖と同じように村人から嫌われ、
彼女は引きこもりがちになっていた。

そんなある日、
裏庭から続く森の中で美しい狐に出会う。
それは一瞬の出来事だったが、
しばらくし、
またあの狐に会いたいと思った矢先、
とある事件に巻き込まれる事となる。

それは彼女自身と、
その周りの運命を大きく変えるもので――。


オネエ狐と引きこもりの少女が手を取り合って頑張るお話です。



※少しだけ残酷な描写があります。ご注意下さい。

小説家になろう様、カクヨム様にも同作品掲載しております。

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