僕が、私が、この世界に叫ぶまで

ヒューマンドラマ

風雪ネル/著
僕が、私が、この世界に叫ぶまで
作品番号
1724308
最終更新
2024/05/31
総文字数
31,957
ページ数
10ページ
ステータス
完結
いいね数
3
是非、いいね、感想等をよろしくお願いします!!
あらすじ
僕は『私』となり、町を歩いた…………。

女装をして休日の町を歩く中原翼と男装をして町を歩く鈴音結芽。
二人の奇跡的な出会いから二人の抱えるそれぞれの悩み。
何故、そのマイノリティに至ったのか。
二人の想いが今、語られる。

この作品のレビュー

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この作品の感想ノート

感想失礼します。
誰かの期待に答えることも、定められた狭い常識の中で暮らすこともとても辛いことですよね。

同じような境遇の翼くんと結芽ちゃんが出会い、想いを打ち明けられる人が出来て本当に良かったと思います。

結芽ちゃんが父親に、翼くんがお姉さんと母親に本音を打ち明けるシーンは胸が詰まりました。

自分の気持ちを素直に伝える、ありのままの自分を受け入れることは、とても難しく大変な事だと思います。それが出来た2人はすごい。

LGBTQが話題になってきて、性の多様性が考えられるような時代になりましたね。この物語は、「君はこうであるべき」という縛りに傷つく人達を支えるような素敵な作品だと思います。

蕪木麦さん
2024/06/26 10:22

感想ノート、失礼します。
誰かと比べられたり、敷かれたレールの上を歩くしかなかったり。
“自分”を見てもらえない苦しみを抱える者同士だからこそ、理解し合えて、寄り添うことができたのだと思いました。
翼と結芽が出会って、お互いが閉じ込められた空間から抜け出すことができている、その楽しい時間が伝わってきて、より一層、味方の大切さを感じました。
そして二人の楽しい時間に共鳴していたからこそ、その障害となる数々の出来事に、胸が苦しくなっていました。
そこから二人で壁に立ち向かっていく姿には胸を打たれました。
現実では本音を伝えても上手くいかないこともあるかもしれないけれど、現状に苦しみ、もがき、どうすることもできない人たちに届くときっと、勇気づけられる物語だと思います。
素敵な物語を、ありがとうございました。

2024/06/09 00:29

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