仲間がいるって、こんなに安心できるんだな。


「仲良くしたいって言ったら嫌がる?」

「ううん、大歓迎だよ。君とはなんだか気が合いそうだし」

「よかった。俺は佐伯湊人。よろしくね」

「美波結奈、よろしくお願いします」


そう言って握手をした。


現在絶賛お昼休み中だったものの、もうすぐ終わってしまうので私はそそくさと教室に帰ることにした。


彼とはクラスがちがう。

もし、同じクラスだったら少しは安心感を得られていたかもしれない……。



そんな日の放課後。