でも、そう見えてもしょうがなかったのかもしれない。
起きたら私はずっとヘラヘラしていたから。
課題はできる限りしていた。
でもわかんなくて、提出に間に合わない課題もあった。
「なんでわかんないの?調べればわかるでしょ」
___そんな事言われても、わかんないんだよ。
「教科書ちゃんと読みなよ」
___読んでるしネットでだって調べてるよ
「家庭教師だってあんたはつけてもらってるじゃん。私付けてもらえなかったのに」
___先生と一緒にやってても間に合わないんだもん

私の気持ちは段々と沈んでいった。

実の姉は私を羨ましいということがあった。
「私全然誕生日祝ってもらえないのに」
たしかに誕生日プレゼントとかは私のほうが多かったかもしれない。
「家庭教師だって付けてもらえなかった」
姉は塾に一時期通っていたけど会わなくてやめた。
「あんたは色々甘やかされてるじゃん」
私はそうとは思わないんだけどな

「羨ましい」

だったら私だって姉が羨ましい
姉は美人でよく私の友達にも美人と褒められていた。
綺麗な黒髪を風になびかせる真っすぐな髪が。
綺麗なアーモンド形のツリ目が。
食べても太ることなくずっと細い身体が。
私よりも身長が高いのに体重はなんで私のほうがずっと重いんだろう。