大きな黒い龍のような姿に変身したヴェルゼ。私はヴェルゼの背中にしがみつき乗った。相変わらず変身後はふわふわで、絨毯みたいな背中。空を飛んでいる。今まで見あげたことしかなくて、遠い存在だった大きな空。そこに今、私はいる。向かい風も気持ちがよい。世界はこんなに広かったの?
少し経つと目的地に着いた。
先に着いていたエアリーの手を取り背中から降りる。
「ありがとうございます」
目の前に見えるのは、若干緑色のような霧がかかっている、何も無い場所。
「ここに、花の小屋を作るのはどうだ?」
多分私の魔法を使ってということだろう。小さなものは作れるかもしれないけれど、相当頑張らないと花の小屋なんて……。
「我の魔力を使うがいい」
再び魔力をくれた。私はイメージする。色は明るい色の花にしようか。屋根は柔らかい黄色、壁は白い花をイメージした。ドアは難しそう……ひとまず目隠しの役割をした暖簾のようなイメージで。色は桃色かな?
少し経つと目的地に着いた。
先に着いていたエアリーの手を取り背中から降りる。
「ありがとうございます」
目の前に見えるのは、若干緑色のような霧がかかっている、何も無い場所。
「ここに、花の小屋を作るのはどうだ?」
多分私の魔法を使ってということだろう。小さなものは作れるかもしれないけれど、相当頑張らないと花の小屋なんて……。
「我の魔力を使うがいい」
再び魔力をくれた。私はイメージする。色は明るい色の花にしようか。屋根は柔らかい黄色、壁は白い花をイメージした。ドアは難しそう……ひとまず目隠しの役割をした暖簾のようなイメージで。色は桃色かな?