「○○○は、これで~、――今日の授業を終わる。」

今日、最後の授業が終わり、生徒が次々と帰っていく。
「カーエンさん、帰りましょう。一緒に。」
「今日は、授業の内容が濃かったですね。」
今日のことを話しながら、カーエンと一緒に家に帰る、
お互いアスカルの家に着くころには、敬語が少し抜けカーエンのおどおどした雰囲気は消えていた。
家の前でカーエンと別れ玄関の扉を開ける。

「ただいま」といい家の中に入る。
2~3階まで見える吹き抜けの玄関で、着ていた薄手のコートを脱ぎ出迎えてくれたメイド(アニエス)に持ってもらう。
「お嬢様、今日はお友達が出来たようでホッとしました!」
「アニエスは、ずっとお友達、お友達、って言っていたもんね、カーエンと一緒に帰ってくるの楽しかった。」
と言って少し笑う。
アニエスは話を聞いていて感極まってしまったのか、泣いていた。
「おじょーさまー。」
「あ、アニエス!?泣かないで!ほら、ハンカチ。」
「ありがどうございます。」
ズズッ、
「ほら、えっと、ティッシュでふきな。」
「ありがとうございまず。」
アスカル?帰ってたのね、お帰りなさい。
と、母様が声をかけてくれた。母様は、なぜかアルバムを持ってきて、玄関で私の昔話をアニエスとしている。
また始まったなと思い自室に戻る。
母様と、アニエスは私の話になると、1時間ほど話し込むのでその場にいたメイドにお茶を出してあげてと頼み、
私は、自室で教科書を出して今日の勉強の復習をする。
30分ほど勉強をしたところで夕食が出来た。食堂でご飯を食べ今度は自室で、
【学校立て直し計画書】を作る。
大雑把に予定を書き支度をした後、眠りについた。