「え、何この歌」
「六人で歌ってるじゃん」
「新曲? 共同曲?」
歌い終わるとまだ興奮冷めやらない会場。
「今歌ったのは六人からみんなへのプレゼントです。CDにはならないから、しっかりと胸に焼き付けて」
空さんがそう言うとまた会場の熱が一段階上がる。
「キャーーーーーーーーーーー」
「え、すごいいい曲だった」
「CD化しないの?」
イヤモニを外すとこういうみんなの生の声がダイレクトに聞こえてくる。
「さー、次はレドモン! お前ら盛り上がれんのか?」
陸の煽りに会場の熱が振り切る。
「イエーーーーーーイ」
「足りねーな」
「イエーーーーーーイ!!」
「空さんどうします?」
「ふっ、やめる?」
「いやーーーーーーーー!!」
「盛り上がれー!!!!!!!」
陸が煽り、会場を温めたら私達が捌けて、レドモンのデビュー曲のイントロが鳴った。
私も興奮を抑えられなくて、胸が激しく波打っている。
デビュー曲を含め三曲歌った後に今度は空さんが会場を煽って私達ブルモンにタスキを渡してくれた。
「次はブラモンやけどまだまだ叫べる?」
「イエーーーーーーイ!!!」
みんな全力で声を枯らしてくれた。
そしてライブ終盤、まずは空さんが話しだした。
「今日は来てくれてどうもありがとう。これから俺達はもっともっと大きくなります。ここにいるみんなに誓います。これからもブラモンと競いながらでっかくなってまたこの場所に帰ってくることを約束するから、みんな!! 離れんなよ」
一人一人の挨拶。
無我夢中で駆けてきたこの八ヶ月。色んなことが走馬灯のように蘇る。
そして龍。
「今日は来てくれてありがとう! あ、ちょっと待って……おい、ましろ何泣いてんねん」
挨拶を中断して泣いてる私に突っ込むと会場内も釣られるようにみんなの啜り泣く声が聞こえた。
「ごめんなさい、ここまで、来たんだなって思って」
「これはゴールちゃうぞ、ここからがスタートやねん、みんなも夢ある人おるよな、これ俺らから言える事やねんけどな、夢って叶うねん。それ俺ら証明したやろ? みんな夢諦めたらあかんよ」
そして幸翔さん
「えー、今日は皆さん来てくれてありがとうございます。楽しかったですか?」
「イエーーーーーーイ」
「それはよかったです。これからセカンドシングルの録音も始まっていて皆さんの元に届くのも時間の問題だと思います」
「えーやばーーーい」
「悲しい時、辛い時、楽しい時、イラッとした時、色んな時に僕達と、僕達のこの歌が寄り添えたらなって思います。次、ましろちゃん」
鼻をずずっとすすって大きく深呼吸してマイクを持ち上げた。
「えー、皆さん……」
「泣かないでー」
「Mashiro頑張れー」
「私は……これから……っ、…何があっても……聞いてくれる人が一人でもいる限り……歌い続けます。……色々あるけど……みんな私達のことを信じて……ついてきて欲しいです」
「ふふっ、ちょっと、釣られちゃうな……っ」
「Fugaー!!」
「やだFugaまで泣いてる」
「えっと、僕はこの仲間がいなかったら……ただの人です。普通の……人間です。何も優れたものなんてない、面白味も何も無いただの男です」
「そんなことなーい」
「けどね、みんながいるから僕はみんながいいなって思ってもらえるように輝かせてもらえてるんだよ、それは空や幸翔もだけど、ブラモンのみんなも。そして、ファンのみんなもね」
そして陸。
「あ、えー、今日は来てくれてありがとうございました。CDもたくさん売れてるみたいで……びっくりしてます。僕達はレドモンの皆さんとライバルなんて言わせてもらってますけど、本当はそんなことは全然なくて全然敵わない、憧れの人達です。一緒に出来て嬉しく思ってます。みんな、何かあっても生きてね、生きていればってのあると思うんですよ。生きてまた僕達のライブに来てね」
初めての合同ライブは大成功を収めた。
「六人で歌ってるじゃん」
「新曲? 共同曲?」
歌い終わるとまだ興奮冷めやらない会場。
「今歌ったのは六人からみんなへのプレゼントです。CDにはならないから、しっかりと胸に焼き付けて」
空さんがそう言うとまた会場の熱が一段階上がる。
「キャーーーーーーーーーーー」
「え、すごいいい曲だった」
「CD化しないの?」
イヤモニを外すとこういうみんなの生の声がダイレクトに聞こえてくる。
「さー、次はレドモン! お前ら盛り上がれんのか?」
陸の煽りに会場の熱が振り切る。
「イエーーーーーーイ」
「足りねーな」
「イエーーーーーーイ!!」
「空さんどうします?」
「ふっ、やめる?」
「いやーーーーーーーー!!」
「盛り上がれー!!!!!!!」
陸が煽り、会場を温めたら私達が捌けて、レドモンのデビュー曲のイントロが鳴った。
私も興奮を抑えられなくて、胸が激しく波打っている。
デビュー曲を含め三曲歌った後に今度は空さんが会場を煽って私達ブルモンにタスキを渡してくれた。
「次はブラモンやけどまだまだ叫べる?」
「イエーーーーーーイ!!!」
みんな全力で声を枯らしてくれた。
そしてライブ終盤、まずは空さんが話しだした。
「今日は来てくれてどうもありがとう。これから俺達はもっともっと大きくなります。ここにいるみんなに誓います。これからもブラモンと競いながらでっかくなってまたこの場所に帰ってくることを約束するから、みんな!! 離れんなよ」
一人一人の挨拶。
無我夢中で駆けてきたこの八ヶ月。色んなことが走馬灯のように蘇る。
そして龍。
「今日は来てくれてありがとう! あ、ちょっと待って……おい、ましろ何泣いてんねん」
挨拶を中断して泣いてる私に突っ込むと会場内も釣られるようにみんなの啜り泣く声が聞こえた。
「ごめんなさい、ここまで、来たんだなって思って」
「これはゴールちゃうぞ、ここからがスタートやねん、みんなも夢ある人おるよな、これ俺らから言える事やねんけどな、夢って叶うねん。それ俺ら証明したやろ? みんな夢諦めたらあかんよ」
そして幸翔さん
「えー、今日は皆さん来てくれてありがとうございます。楽しかったですか?」
「イエーーーーーーイ」
「それはよかったです。これからセカンドシングルの録音も始まっていて皆さんの元に届くのも時間の問題だと思います」
「えーやばーーーい」
「悲しい時、辛い時、楽しい時、イラッとした時、色んな時に僕達と、僕達のこの歌が寄り添えたらなって思います。次、ましろちゃん」
鼻をずずっとすすって大きく深呼吸してマイクを持ち上げた。
「えー、皆さん……」
「泣かないでー」
「Mashiro頑張れー」
「私は……これから……っ、…何があっても……聞いてくれる人が一人でもいる限り……歌い続けます。……色々あるけど……みんな私達のことを信じて……ついてきて欲しいです」
「ふふっ、ちょっと、釣られちゃうな……っ」
「Fugaー!!」
「やだFugaまで泣いてる」
「えっと、僕はこの仲間がいなかったら……ただの人です。普通の……人間です。何も優れたものなんてない、面白味も何も無いただの男です」
「そんなことなーい」
「けどね、みんながいるから僕はみんながいいなって思ってもらえるように輝かせてもらえてるんだよ、それは空や幸翔もだけど、ブラモンのみんなも。そして、ファンのみんなもね」
そして陸。
「あ、えー、今日は来てくれてありがとうございました。CDもたくさん売れてるみたいで……びっくりしてます。僕達はレドモンの皆さんとライバルなんて言わせてもらってますけど、本当はそんなことは全然なくて全然敵わない、憧れの人達です。一緒に出来て嬉しく思ってます。みんな、何かあっても生きてね、生きていればってのあると思うんですよ。生きてまた僕達のライブに来てね」
初めての合同ライブは大成功を収めた。