「カンパーイ」
「あー、俺も飲みてー、てか楓雅も幸翔も飲んでいいよ、俺に付き合うことねーよ」
「いやいや、ここはもっと美味しいお酒飲むためにあと一ヶ月我慢しようよ」
「え、みなさん飲んでないんですか」
真菜ちゃんは口に泡をつけてもう喉を通ったであろうビールを慌てて机に置いた。
「あははっ、真菜ちゃんは飲んでいいんだよ」
「ごめんなさいですー」
「あっち大丈夫だったかなー?」
「なんか出待ちにいたらしいですー。週刊誌のこと言ってきた人が」
「え、まじで?」
「西山さんが言ってましたー」
「で、どうなったの?」
「どうって……分からないですー。言ってきた人がいたって話をしてただけなんで、それで昔からのファンの女の子とその言ってきた人が口論になったらしいですー」
「そう」
このスキャンダルは最初は少なからず影響があって僕達との差はさらに広がった。
空はそれの責任を感じちゃってどうにかブラモンをもっと人気にさせようと陸くんに曲作りのアドバイスをした。
僕達も頼まれて幸翔はドラムを、僕はベースを教えに行った。
これもう完全にライバルじゃないよね。
……いい仲間だよ。
「あー、俺も飲みてー、てか楓雅も幸翔も飲んでいいよ、俺に付き合うことねーよ」
「いやいや、ここはもっと美味しいお酒飲むためにあと一ヶ月我慢しようよ」
「え、みなさん飲んでないんですか」
真菜ちゃんは口に泡をつけてもう喉を通ったであろうビールを慌てて机に置いた。
「あははっ、真菜ちゃんは飲んでいいんだよ」
「ごめんなさいですー」
「あっち大丈夫だったかなー?」
「なんか出待ちにいたらしいですー。週刊誌のこと言ってきた人が」
「え、まじで?」
「西山さんが言ってましたー」
「で、どうなったの?」
「どうって……分からないですー。言ってきた人がいたって話をしてただけなんで、それで昔からのファンの女の子とその言ってきた人が口論になったらしいですー」
「そう」
このスキャンダルは最初は少なからず影響があって僕達との差はさらに広がった。
空はそれの責任を感じちゃってどうにかブラモンをもっと人気にさせようと陸くんに曲作りのアドバイスをした。
僕達も頼まれて幸翔はドラムを、僕はベースを教えに行った。
これもう完全にライバルじゃないよね。
……いい仲間だよ。