♢♢♢
「いらっしゃい、あがって」
「おじゃましまっす!」
今日は言っておいたとおり一週間で音を取り終えたという沢里を私の部屋に招いた。
今日は午前で授業が終わる日だったので、家に帰って昼食をとり、色々な準備をしてから沢里に来てもらった。
一緒に帰ったりランチをともにしたりするとまたアンチのカンに触る可能性がある。
アンチの言いなりになるつもりは更々ないが、避けられる問題は避けようということにした。私の中では、だが。
私が先輩たちに絡まれてからと言うものの、沢里は周りの目を気にして大胆な行動を控えるようになった。
土井ちゃんとの会話に割って入ることもなくなり正直ほっとしている。
ただし、話しかける頻度が減ったというだけで、生温かい目で見守られていることには変わりはない。
授業中常に後頭部に刺さる視線にももう慣れた。たまに振り返るとゴールデンレトリバーがへにゃりと笑っているのだ。
今のところ先輩たちや美奈からの追加攻撃は受けていないので、この調子で日々を過ごしたいところだ。
「いらっしゃい、あがって」
「おじゃましまっす!」
今日は言っておいたとおり一週間で音を取り終えたという沢里を私の部屋に招いた。
今日は午前で授業が終わる日だったので、家に帰って昼食をとり、色々な準備をしてから沢里に来てもらった。
一緒に帰ったりランチをともにしたりするとまたアンチのカンに触る可能性がある。
アンチの言いなりになるつもりは更々ないが、避けられる問題は避けようということにした。私の中では、だが。
私が先輩たちに絡まれてからと言うものの、沢里は周りの目を気にして大胆な行動を控えるようになった。
土井ちゃんとの会話に割って入ることもなくなり正直ほっとしている。
ただし、話しかける頻度が減ったというだけで、生温かい目で見守られていることには変わりはない。
授業中常に後頭部に刺さる視線にももう慣れた。たまに振り返るとゴールデンレトリバーがへにゃりと笑っているのだ。
今のところ先輩たちや美奈からの追加攻撃は受けていないので、この調子で日々を過ごしたいところだ。