「高梨先輩はなんで恋人いないんですか?」
鹿谷からの重大な発表(?)の後、部室に来た部員の皇(すめらぎ)のド直球な言葉。なんだよ。みんな恋バナ大好きか?同級生同士でやりなよ。私、先輩だよ?
「別に。好きな人がいないだけだし…」
これは本当だ。私だって恋すれば積極的くらいなる…と思う。
「まぁ、先輩、1人で生きてけそうだしなー。」
私の心にグサリと突き刺さる一言。分かっている。人に頼らない気が強そうでプライド高そうな女と何度も言われている。母には「上手く頼るのが可愛い女♡」と何度も聞かされている。
「やっぱ?澄野先輩みたいな?小さくて可愛い人がいいじゃないですか〜!今日まだ来てないけど。」
「あいつ、彼氏できたから部室に来る日減るよ。」
仕返しとばかりに皇にダメージを与える。皇が机に突っ伏した。勝った。
写真部は部室に来るか来ないかは自由だ。コンテストまでに写真を撮ってきて現像する。それ以外は写真を撮りに行ってましたとでも言えば自由に動ける。8人しかいない少し廃れた部なので顧問も来ない。皇はウダウダ続ける。
「なんで澄野先輩は部室に来なくて、高梨先輩なんだろう…。見ましたか?この前の澄野先輩。寒いからって大きいマフラーしててモコモコになってて…可愛い女の子って膝掛けにもなりますみたいな大きいマフラーが定番じゃないですか?ねぇ、ネックウォーマー派の高梨先輩。」
「黙れ、皇。お前は、明日私と校内新聞用の撮影巡りの刑にする。雑用を覚悟しろ。」
「えぇ〜⁉︎オレ⁉︎それはひどいよなぁ、鹿谷⁉︎」
大変な割には学校に成果をとられるというなんとも言い難い仕事に皇は不満の声をあげるが無視する。
「高梨先輩、皇の言うこと気にしない方がいいですよ。人手足りないなら明日の撮影、俺も行きますか?」
鹿谷が皇にしがみつかれてるのを気にせず、こっちに話しかける。
「ん。頼んだ。」
「2人とも無視っすか⁉︎」
皇は結局、下校時間が来るまでうるさかった。
鹿谷からの重大な発表(?)の後、部室に来た部員の皇(すめらぎ)のド直球な言葉。なんだよ。みんな恋バナ大好きか?同級生同士でやりなよ。私、先輩だよ?
「別に。好きな人がいないだけだし…」
これは本当だ。私だって恋すれば積極的くらいなる…と思う。
「まぁ、先輩、1人で生きてけそうだしなー。」
私の心にグサリと突き刺さる一言。分かっている。人に頼らない気が強そうでプライド高そうな女と何度も言われている。母には「上手く頼るのが可愛い女♡」と何度も聞かされている。
「やっぱ?澄野先輩みたいな?小さくて可愛い人がいいじゃないですか〜!今日まだ来てないけど。」
「あいつ、彼氏できたから部室に来る日減るよ。」
仕返しとばかりに皇にダメージを与える。皇が机に突っ伏した。勝った。
写真部は部室に来るか来ないかは自由だ。コンテストまでに写真を撮ってきて現像する。それ以外は写真を撮りに行ってましたとでも言えば自由に動ける。8人しかいない少し廃れた部なので顧問も来ない。皇はウダウダ続ける。
「なんで澄野先輩は部室に来なくて、高梨先輩なんだろう…。見ましたか?この前の澄野先輩。寒いからって大きいマフラーしててモコモコになってて…可愛い女の子って膝掛けにもなりますみたいな大きいマフラーが定番じゃないですか?ねぇ、ネックウォーマー派の高梨先輩。」
「黙れ、皇。お前は、明日私と校内新聞用の撮影巡りの刑にする。雑用を覚悟しろ。」
「えぇ〜⁉︎オレ⁉︎それはひどいよなぁ、鹿谷⁉︎」
大変な割には学校に成果をとられるというなんとも言い難い仕事に皇は不満の声をあげるが無視する。
「高梨先輩、皇の言うこと気にしない方がいいですよ。人手足りないなら明日の撮影、俺も行きますか?」
鹿谷が皇にしがみつかれてるのを気にせず、こっちに話しかける。
「ん。頼んだ。」
「2人とも無視っすか⁉︎」
皇は結局、下校時間が来るまでうるさかった。