- 作品番号
- 1718960
- 最終更新
- 2024/02/29
- 総文字数
- 1,113
- ページ数
- 1ページ
- ステータス
- 完結
- いいね数
- 2
- ランクイン履歴
-
ヒューマンドラマ8位(2024/03/17)
ある春の朝、あなたは柔らかな陽射しに溶けて消えそうな笑顔で言いました。
「ねえ、お姉様。このままずっと、春が続けばよろしいのに」
「何を愚かなことを。季節というものは、移ろうからこそ美しいのですよ」
愚かなわたくしは何も知らなかったのです。
あなたがその美しい笑顔の向こう側で、どれほどの苦痛に耐えていたのかを。
巡る季節の中で訪れる別れと儚い約束。
そしてまた春がやってきた時、わたくしに訪れた出会いとは……?
※表紙イラストはきせかえアプリのピュア二スタで作成しました。
「ねえ、お姉様。このままずっと、春が続けばよろしいのに」
「何を愚かなことを。季節というものは、移ろうからこそ美しいのですよ」
愚かなわたくしは何も知らなかったのです。
あなたがその美しい笑顔の向こう側で、どれほどの苦痛に耐えていたのかを。
巡る季節の中で訪れる別れと儚い約束。
そしてまた春がやってきた時、わたくしに訪れた出会いとは……?
※表紙イラストはきせかえアプリのピュア二スタで作成しました。
- あらすじ
- 「ねえ、お姉様。このままずっと、春が続けばよろしいのに」
「何を愚かなことを。季節というものは、移ろうからこそ美しいのですよ」
ある春の日、愛する妹が言った何気ない一言。
愚かなわたくしは、その言葉の奥に隠された苦しみと無念も知らず、さかしらに否定してしまいました。
能天気にも、今日と同じ明日が永遠に続くと信じて。
そして迎えた別れの日。妹との約束が果たされる日は訪れるのでしょうか?
目次
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