とある国。天気のいい日のこと。まるでサファイアのように青くキラキラとした海の港に、船がとまっている。近くを警備隊であろう衛兵が通った。ゆらゆら揺れる船に男が1人乗っている。
「お兄さん、天気がいいね。」
「おぅ。警備隊はこんなとこまで来るのか?」
「僕は城だけでなく、国を守るのが仕事だよ。船乗りの仕事は大変?」
「船乗りの仕事は気ままなもんだよ。」
船乗りは衛兵に近くに来るように手招きをする。近づいた衛兵に声をひそめて話す。
「立派な衛兵さんにこっそり教えてやる…。これはな、仮の姿だ。実は俺、怪盗なんだ!」
「「……。」」
少し無言の時間が続く。沈黙を破ったのは衛兵だった。
「あはは!いいね!ヒーローじゃないか!」
「なんだ?衛兵さんにとって、怪盗はヒーローなのか?」
「あぁ!僕の知ってる怪盗たちはヒーローだったよ!」
「そうか。」
船乗りは海の方を向いて笑った。
「衛兵さん、これやるよ!」
投げたものを衛兵がキャッチする。
「これは…キャラメル?」
「あぁ、そのキャラメルはな、大切な人と食べると一等甘いんだ。あたたかいミルクを飲みながらなんか最高だぜ?」
「ありがとう。いただくよ。」
衛兵がお礼を言うと、船乗りは気分良さそうに片手を振った。潮風が2人の間を爽やかに、軽やかに駆け抜けていった。幸せが溢れるこの国に、もう怪盗はいない。
「お兄さん、天気がいいね。」
「おぅ。警備隊はこんなとこまで来るのか?」
「僕は城だけでなく、国を守るのが仕事だよ。船乗りの仕事は大変?」
「船乗りの仕事は気ままなもんだよ。」
船乗りは衛兵に近くに来るように手招きをする。近づいた衛兵に声をひそめて話す。
「立派な衛兵さんにこっそり教えてやる…。これはな、仮の姿だ。実は俺、怪盗なんだ!」
「「……。」」
少し無言の時間が続く。沈黙を破ったのは衛兵だった。
「あはは!いいね!ヒーローじゃないか!」
「なんだ?衛兵さんにとって、怪盗はヒーローなのか?」
「あぁ!僕の知ってる怪盗たちはヒーローだったよ!」
「そうか。」
船乗りは海の方を向いて笑った。
「衛兵さん、これやるよ!」
投げたものを衛兵がキャッチする。
「これは…キャラメル?」
「あぁ、そのキャラメルはな、大切な人と食べると一等甘いんだ。あたたかいミルクを飲みながらなんか最高だぜ?」
「ありがとう。いただくよ。」
衛兵がお礼を言うと、船乗りは気分良さそうに片手を振った。潮風が2人の間を爽やかに、軽やかに駆け抜けていった。幸せが溢れるこの国に、もう怪盗はいない。



