「今日、転校生やってくるんだって!!」

私の異変に気付いた風もなく、私の耳元でテンションの高い声を上げた。

本当なら、ここで……
『うるさいよ。』とかツッコむところなんだろうな。

どこでどんな感情が生まれるかなど、それくらいの認識も可能だった。


まだ、全然どんな認識は残っているのかよくわからない。

なんて思うけど、……まぁ、どーせ気楽な人間だ、深く考える必要なんてないだろう。
とすぐに思い直した。