「……そういえば、どうだった？」

最初はポテチに手を付けながら、何気なく尋ねた。

今、……声震えなかったよね……？



「うん…、今日のことでしょ？」

そう答えた椛の表情はみるみる暗くなった。


…最初はまずかったか……。

そう思いながらも、変にやめてもおかしいので続けることに決めた。



「…ユズとは、話せたの？」

私も今日はずっと気にしてはいた、二人のことを。


「うん、話せはしたよ。」

「ユズの全部教えて、もらった……？」

恐る恐る聞く。


ユズのことだからのらりくらり躱して何も話していないかもしれない。


「うん……。」

沈んだ声で頷いた。


そっか、じゃあユズは話はしたんだ…。



「でも…何かあったんだね？」

私はホッとしたが、椛の顔は暗いまま。




……何があったの…？