Snow magic



「あっ、お待たせ〜!椛ちゃん。」

「あぁ。早かったですね、叶葉さん。」

私は叶葉さんの指定されたレストランで待っていた。

叶葉さんはここへ来る前に水族館で、取材してきたらしい。
なにか思いついたのか、少し目が輝いている気がする。



「進捗はどうです?」

「う〜ん。まぁまぁってとこ?でも、今いいこと思いついたからまとめようと思って。」

あはは〜っと笑いながら答えた叶葉さん。


「冒頭だけだけできたから読む?というか、誤字ないか確認頼んで良い?」

「オッケーです。」

私は頷いて原稿を受け取った。