私はまず、オムライスにスプーンを入れた。

卵がありえないくらい柔らかい感触。

スプーンに乗った一口でさえ輝いて見えるほど卵は黄色く、ケチャップライスとマッチしている。

……いただきます。

心のなかでつぶやいてから口にする。


…、え、超おいしい!!

私は感激した。

こんな店あるなんて。


料理で興奮したのは、
柚燈の料理以来、かな………。




「ん〜、やっぱ、美味し。」

と光杞も隣で幸せそうな顔をしていた。


「ありがとね、光杞。ここ、最高。」

「でっしょ〜。椛にも気に入ってもらえてよかった。」


私たちは、3人で笑いながら食事をした。



___本題のことから、目をそらすように。