「んー、うっま。」 「ね、味噌汁めっちゃおいしー。」 光杞が上げた驚嘆する声に賛同した。 両親が小さな店を経営している桜也は、小さい頃から料理に触れて生きてきたため、料理の腕はピカイチなのだ。 だから、ルームシェアを始めてからは桜也たちが分担して料理をしていた。 私はここに住んでから料理をしたこともないし口出しもしたことがない。