「すごいな、ここ。」

向かいでメニューをみた桜也も目を見張っている。

「でっしょー?」

と光杞は自分が連れてきたからかなぜか得意げな顔をしている。


「って、お前が料理作ってるわけでもないけどな。」 

と私と似たようなツッコミを桜也に直接入れられた。


……、やっぱ、いいな。

2人にバレないように小さく微笑った。


朝とは違っていつもと同じな2人を見てホッとしたし、迷路に迷ったような私を"ここにいる"と認めてくれるようで、やっと頭を整理できそうだ。