「…椛のこと、好きだ。」 再度言われて意味は伝わったが、突然過ぎて頭が追いつかなかった。 「柚燈が…、私を……?」 「そ。ずっと、昔から好きだよ。」 そう言って、柚燈が岩場を降りて近づいてきたから、柚燈の顔が見えるようになった。 「……っ!!」