Snow magic

「わぁ……っ!!」

どうなったんだろうと、恐る恐る柚燈の指示通りにとった写真を確認した。



とった写真は……、なんていうか、幻想的だった。


太陽の逆光により池の水が反射してキラキラ輝いているし、とにかく山茶花で純白の塔が引き立てられている。


まるで…、アニメの世界に来たような写真が撮れた。



「すごい…っ!すごいよ…、これ…。」

「…すごいじゃん、一発でこんな写真うまく撮れる人見たことない。」

また、撮れた写真も言語化して柚燈に伝えた。
伝えると、柚燈は私を褒めてくれた。


「違うよ、柚燈のおかげ!…私は、柚燈がいると何でもできちゃうんだよ。」

「……っ!」

ハッと息を飲む音が聞こえたから驚いたんだろうな……。


でも…、これが私の本当の本当の気持ち。