「フッ。で、どーすんの?」


「あ…っ、あ、うんっ!い、行く!」

めちゃくちゃ噛んじゃったし……っ。


「はいはい。じゃ、こっちから回ろーぜ。」

もう1度ニヤリと私を見てきて歩き出した。

それも……、さらっと私の手を繋いだんだけど……っ!


おかげで私の体温と心拍数は急上昇。


恥ずかしすぎておかしくなりそう……っ。
なんか自分が自分じゃないみたい……。




ドキドキしすぎて俯く光杞と対照的に、楽しそうに笑っている桜也だった。